第１０話 この水の女神(笑)に最適クエストを！ ページ10
『―――マンティコアとグリフォンの討伐―――
マンティコアとグリフォンが縄張り争いをしている場所があります。
放っておくと大変危険なので、二匹まとめて討伐してください。
報酬は五十万エリス―――』
「「アホか！」」
リムルとカズマの声がハモる。
リムルはすかさず紙を掲示板に張り直し、カズマはアクアをひっぱたいた。
「痛ぁっ!?
何よもう、二匹まとまってるとこにめぐみんが爆裂魔法食らわせれば一撃じゃないの。
ったくしょうがないわねー......」
いや、別に爆裂魔法ぶっこまなくてもリムルの
あぁでも夜戦になる可能性もあるか？だったら
なんてバカなことを考えていたら、アクアの顔がパアッと輝いた。
「ちょっと、これこれ！これ、見なさいよっ！」
なんだろう？疑問に思って覗いてみると......
『―――湖の浄化―――
街の水源の一つの、湖の水質が悪くなり、ブルータルアリゲーターが住みつき始めたので
水の浄化を依頼したい。湖の浄化ができればモンスターは生息地を他に移すため、
モンスター討伐はしなくてもいい。※要浄化魔法習得済みのプリースト。
報酬は三十万エリス―――』
「......お前、水の浄化なんてできるのか？」
カズマの素朴な疑問に、アクアはふっと鼻で笑って返した。
「バカね、私を誰だと思ってるの？というか、名前と外見のイメージで、私が何を司る
女神かぐらい分かるでしょう？」
「宴会の神様だろ？」
「いやいや、きっと借金の神様だよ」
「一周回って煩悩の神様かもしれないぞ？」
「違うわよ！水よ！この美しい水色の瞳とこの髪が見えないのっ!?」
ふむ、そういうことか。
悔しいが、アクアが女神であることは
たかが水の浄化だけで三十万エリス。確かに楽だし良いかもしれない。
しかも討伐をしなくてもいい、というのはこちらとしても万々歳だ。
「じゃあそれを請けたら良いんじゃない？てか浄化だけならアクア一人でもいけるんじゃないの？
そうすれば三十万独り占めよ？」
試しにそう提案してやると、アクアは表情を曇らせた。
「え、ええー......。多分、湖を浄化してるとモンスターが邪魔しに寄ってくるわよ？私が浄化を
終えるまで、モンスターから守って欲しいんですけど」
ここに来て我儘かよ！
第１１話 このイタ女神に浄化の仕事を！→←第９話 この金欠女神にクエストを！
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めぐみん(プロフ) - 面白いです！！転スラとこのすば好きです！更新応援してます！ (2019年1月11日 23時) (
レス) id: 6b2f7371e2 (このIDを非表示/違反報告)
らいり - とても面白いです！更新ファイトー！(^-^)/ (2018年12月3日 23時) (レス) id: 60ddfa9c8d (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - アルトリアさん» ありがとうございます！これからも１日１更新を目指して頑張ります！ (2018年11月16日 22時) (レス) id: 6ffcf5c7db (このIDを非表示/違反報告)
アルトリア(プロフ) - すっごく面白いです！頑張ってください！応援してます！ (2018年11月16日 22時) (レス) id: 8359377986 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - まるさん» すみません......一回エラーが起きて、その時にオリフラを外したのがリセットされてしまったようです...見直しを忘れた私の落ち度です。ご注意ありがとうございました。 (2018年11月12日 21時) (レス) id: 6ffcf5c7db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚葉 | 作成日時：2018年11月12日 21時
