宿る感情 ページ3
それから、2年経った…
彼女は、俺のことを、兄様と呼ぶようになった…
やはり俺の予想通り、エリルの目の色は、
赤色から、変わらなかった…
俺は、一人で、何もない、
自分の部屋にいた…
突然ノックオンがした…
エリル兄様?入りますよー
彼女は、俺の言葉を聞かずに、
何の躊躇もなしに、扉を開ける…
エリルケホ、ケホ…兄様…
埃が、兄様の部屋何も置いてないじゃないですか…
なんでこんなに、埃が溜まっているんですか…
アルト悪いなあ、最近掃除してないんだ。
エリルもう、兄様、手伝ってください…
アルト何をだ?
エリル部屋!掃除しますよ!
アルト怒るなよ…あー、わかった。
俺は、自分の部屋を、彼女と一緒に、
掃除した…
それから、3時間ぐらい経っただろうか…
気づいたら、部屋が見違えるぐらい綺麗になった…
エリル終わりましたね。
アルトなあ、エリル…本当に、館から出れないのか?
エリルはい、外に出たいですけど…
まあ、仕方がないですよね…
彼女は笑っているが、元気がなかった…
アルトなあ、いつか、一緒に、外に出ような…
エリルはい、兄様…
そう言いながら、彼女は、俺の獣耳を触る…
物凄く、くすぐったい…
アルトあっ、や、め、て、く、す、ぐ、った、い…
エリル兄様感覚あるんですねえ。
アルトま、前、にも、さ、わ、る、の、
や、め、ろ、って、い、った、だ、ろ…
言葉が、発せないぐらい、くすぐったい…
だけど、その手は、暖かい…
彼女は、満足したのか、
俺の獣耳を触るのをやめる…
そして俺のほうを向いて、笑顔になる…
エリルじゃあ、夕ご飯ができたら呼びますね…
アルトああー、じゃあ、俺はどうしたらいいんだ?
エリル部屋で待っててください。
時間は少しずつ過ぎていく…
俺は、この時間を大切のしようと思った…
次回
優しい天使
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霊夜真(プロフ) - もう…1000hit...本当にありがとうございます！！ (2021年12月17日 20時) (
レス) id: 654d3a996f (このIDを非表示/違反報告)
霊夜真(プロフ) - 評価してくれるのはうれしいですが、低評価などはやめて頂けると嬉しいです (2021年11月12日 14時) (レス) id: 654d3a996f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霊夜真 | 作成日時：2021年10月28日 12時
