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．past
そこからまた数ヶ月経ち
相変わらず反応の無いカトクに、
目も合わない学校生活
徐々にその状況を受け入れつつも
やっぱり少しだけ希望を持っていた。
だって、あんなに優しかったテヒョン君が、
どうしていきなり？なんで？
ずっと続いてはいじめなんかよりずっと苦しくて
学校に行きたくなくても、学校に行かなきゃ彼に会えない
加えて受験生だから、勉強に集中しなくちゃならない
テヒョン君はもうとっくに私なんか忘れてて
私だけがまだ付き合ってるつもりでいるのかも、
ああ勉強しなきゃ、どうしよう
そんな焦りが次第に心を締めていった。
だから私は、初夏、夏服に移行した頃
テヒョン君に別れを切り出すことにした。
正直、私を苦しめるものから解放されたい、
それだけがテヒョン君への気持ちになっていった。
あんなに恋しかったテヒョン君の温もりも
この頃にはもう諦めがついた
同じ教室の中で、違う世界に住む人
私と交わることなんて有り得なかった人
私とは何かのバグで、誤作動が起きただけ
テヒョン君を見ても、そう思うようになっていった。
早めに区切りをつけて、勉強に集中しなくちゃ
そう思い、初夏の涼しい風が吹く教室で
私は久しぶりにテヒョン君へ話しかけた。
「あ、の…」
「うわユクさん、何？誰呼び？あ、テヒョン？」
「おーいテヒョン無視してやんなよー」
テヒョン君の周りがうるさくて、私の心臓も煩くて
TH「…え、なに、」
「っ、」
久しぶりに合った目、一瞬で泣きそうになった
それでも、終わらせなきゃ、進めない
「放課後、きょ、教室でっ、待っててくだ、さい」
「ユクさんめちゃくちゃどもってんじゃん」
「やば〜陰？これ隠キャ？」
TH「…わかった」
「えっ！待つのかよテヒョン！」
「ウケんだけど」
多分数秒の出来事なのに、体感だと数時間だった
どくどくと冷や汗が流れて、
放課後まで気が気じゃなかった。
．
「…なのにぃっ！どうして！！」
今日に限って先生に日誌を頼まれなきゃいかんのだ
もう放課後で、既に部活も始まってる時間
急いで職員室から出て教室を目指した
今日を逃したら二度と話しかける
勇気なんて出ないのに…！
廊下を走って、
まだテヒョン君が帰ってないことを願って
やっとクラスが見えてきた頃、
教室からは、何人かの人が話す声が聞こえた。
．
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しおり(プロフ) - キムテヒョンがドロドロにドロドロすぎて大好きです最高 (2021年2月14日 13時) (
レス) id: 1b0e210448 (このIDを非表示/違反報告)
パクジミ - 更新待ってます！)^o^( (2020年11月30日 10時) (レス) id: 38507f27d7 (このIDを非表示/違反報告)
凪紗(プロフ) - ドロドロ小説大好きなのでとてもタイプな作品でした！私自身も作者でドロドロ系しか書いてないのですが(笑) 私も最近全然更新出来ていないので一緒に頑張りましょう(＞＜) 更新頑張ってください！ (2020年11月22日 21時) (レス) id: 938551b283 (このIDを非表示/違反報告)
鼻鼻 - 更新待ってます (2020年11月10日 23時) (レス) id: 8d4ce36b0b (このIDを非表示/違反報告)
パクジミ - こうゆう系の話し好きです！！めっちゃ面白いです！更新頑張ってください！！ (2020年11月9日 19時) (レス) id: 86f8160429 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にりっとん | 作成日時：2020年10月18日 21時
