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TH「…A、来て」
そう言うテヒョンは、私とジョングクさんがいるテーブルより少し離れている距離から私を呼んだ。
正直冷や汗が止まらない
どうしてかって、
目の前で目を閉じて全てを諦めた表情の
ジョングクさんを見たらわかるはずだ。
TH「A、こっち来ないの？」
ヒィッと言ってしまいそうな程に低い声に
ビビりまくっている私の体はうまく動かない。
JK「ヌナ早く行ってくださいまじで」
「…体が動きませんねこれ」
ハァァと大きく溜息をつくジョングクさんには土下座をしたくなるし、テヒョンの圧で後ろは振り向けないし、
何をしてるんだ私は。今日二回目だよこれ思うの。
JK「よしヌナ、僕は今から死に行きます」
「え？…うわっ」
そう言って目をカッ！と開き
据わった目で見つめてきたジョングクさんは、
「……え、ちょっ、うわっ！！」
動けないといった私の膝裏と腰に手を回し、
いわゆる、お姫様抱っこなるものをした。
そのままスタスタとテヒョンの方へ向かうジョングクさん。顔が死んでる。目が据わってる。
テヒョンは…いや見れない。怖すぎる。
突然の状況に追い付かないでいると、また突然降ろされた。そして、ジョングクさんは、
JK「さぁーて、仕事に行ってきまあす」
今までにないような笑顔でこの場を去ったのだ。
「……え？」
戸惑う私の声だけが響く静かなカフェテリア
TH「じゃあA、説明、してくれるよね？」
デジャブのような真っ黒な笑顔で佇むテヒョンは
多分、史上最強に、
TH「まあ…とりあえず、
ジョングクとは二度と話さないってことにしよっか」
怒ってる。え？なんで？いや何も考えるな感じろ。
キムテヒョンは今世紀最大にお怒りだ。
「テ、テヒョン」
TH「あ、それとー、
A、これからは僕と一緒に住もうね」
「…………はい？」
彫刻みたいな顔の真っ黒な微笑み、
これほどに背筋が凍るものなんて他にないだろう。
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にりっとん(プロフ) - hirotdmさん» うわあ！ありがとうございます！！そう言って頂けると凄く嬉しいです^ ^！！ (2020年10月14日 22時) (
レス) id: 938d7e1e55 (このIDを非表示/違反報告)
hirotdm(プロフ) - 更新待ってました！ちよっとブラック気味なテヒョンが待ち遠しかったです。 (2020年10月14日 21時) (レス) id: ea4210145d (このIDを非表示/違反報告)
にりっとん(プロフ) - ヨシ子さん» ありがとうございます…！好きと言ってもらえるとは…とても嬉しいです（ ; ; ）更新頑張りますね！ (2020年8月16日 19時) (レス) id: 938d7e1e55 (このIDを非表示/違反報告)
ヨシ子(プロフ) - わあ…すっごく好きなお話に出会えました…！これからも応援しております〜！(^^) (2020年8月16日 16時) (レス) id: b34db0bca5 (このIDを非表示/違反報告)
にりっとん(プロフ) - Ruluさん» ありがとうございます（ ; ; ）Rulu様のコメントが励みとなっております。頑張らせて頂きます！！！！ (2020年8月10日 22時) (レス) id: 938d7e1e55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にりっとん | 作成日時：2020年8月10日 18時
