検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:43,092 hit

94 〜勝利サイド〜 ページ44

〜勝利サイド〜




昨日、振られて正直驚いた。まさか、俺のこと好きじゃなくなる日なんて来ると思ってなかった。



今日もの朝も迎えに行くか迷ったけど・・振られたんだと思ったら足が止まって一人で登校した。






ガラガラガラ〜♪


ドアの前にAが宮下と話してたけど、何も言わずにまるで元々何もなかったかのように通り過ぎた。
 



聡「勝利?どうかしたの?」


聡も気づかないわけがなくて・・・・・





勝利「何がだよ?」


笑ってごまかした。




聡「ちょっと来て!」



聡に引っ張られて教室の隅に連れられる。



勝利「ちょ、なに?」



聡「だからさぁ、Aの事。何かあったんだろ?素通りだったし。」



勝利「なんもないから・・・」




ちょっと聡に八つ当たりしてしまった。


聡に何の関係もないのに・・・




聡「何かあったの?ほら、言って」



聡が心配そうに俺を見つめるから。




勝利「俺さぁ、昨日振られた」


ポタポタ涙が出てきた。男なのに・・・・




聡「そっか・・・勝利、頑張ったな。辛かったよな」


聡も一緒になって悲しそうになる。






勝利「俺、どうすればいいの?」



聡「Aが勝利を嫌いになるわけないと思う。」



勝利「でも、実際振られたんじゃん。」



聡「じゃあ、前に進も。なぁ」


勝利「そうだよな・・・それ以外どうする事も出来ないよな」






完全にクラスの視線は俺たちに向けられている。





その時に、Aと宮下が教室に戻ってきた。






勝利「っ・・・・」



Aと目があった。Aは、辛そうで泣きそうで悲しそうな顔をしてから見て見ぬふりをした。




Aは、勝手だって思った。


俺を好きななるだけ好きになって、別れる時は俺の気持ちなんて聞かずに。

別れたと思ったら、俺の方を辛そうに見る。




なんで?

95 貴方サイド→←93 貴方サイド



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
41人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

つんつん。(プロフ) - 涙止まらないですね(´;ェ;`)笑 3も楽しみにしてます! (2013年3月3日 6時) (レス) id: 54d8f1de48 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤もも - 聡タンさん» はいっ♪更新するの楽しいですから・・・。 (2013年3月2日 19時) (レス) id: a1f5ec1b90 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤もも - なのっぴーさん» 軽いネタばらししちゃったけど(笑)安心してネ〜♪ (2013年3月2日 19時) (レス) id: a1f5ec1b90 (このIDを非表示/違反報告)
セクゾLOVE - 続きが気になります!! 頑張って作ってくださいね!! (2013年3月1日 22時) (レス) id: 79c0f82f67 (このIDを非表示/違反報告)
聡タン - とても続きが気になります。これからも頑張ってくださいね〜!! (2013年3月1日 20時) (レス) id: 31964599e7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:佐藤 もも | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/img/user/date/3/0/f/30f9775fe9facfc41e0b1793de0fd6df.jpg...  
作成日時:2013年2月3日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。