君に恋する僕ら。２

９３　貴方サイド ページ43

〜貴方サイド〜




昨日は、どれだけ泣いただろう？


きっと、勝利も私の事嫌いになったよね。





朝だって、いつもみたいに迎えに来てくれなかった・・・って自分からひどいこと言ったし当たり前かwww




一人でトボトボ登校する。勝利に会いたい、話したい、



けど、叶わない。





ガラガラガラ〜♪



「おはよ」


教室のドア周辺に彩がいた。



彩「おはよっ♪今日もラブラブなんだかr・・・あれ？」


いつもみたいに彩が、からかおうとしても、隣に勝利が居ないから。




彩「A、勝利君は？」




ガラガラガラ〜



彩の言葉と同時に勝利も教室に入ってきた。


無言で私の横を通り過ぎていった。




こんなにも、さみしいことだと思ってなかった。




彩も、なんとなく悪い雰囲気だって察したのか何も言わなくなった。





彩「A・・・・」


泣きそうな私に優しく声をかけてくれた。





「彩、行こ？」


彩には、言わなきゃと思って彩を屋上へ連れ出した。






〜屋上〜



「私たち、別れたの。」



彩「え・・・・何で？」



「私が、振ったから？」



彩「何で、なんで振ったの？」



「う〜ん、勝利のこともう好きじゃないから。」



彩「なんで、そんな事したの？本当に好きじゃないの？」



「うん、もういいよ」



彩「そっか・・・自分自身で決めたことなら私は何も言わないけど後悔だけはしないでね？」


「うん、ありがとう」



彩「後悔するんだったら、許さないからとか言ってwww」



「うん、自分自身できっちり決めたから」




彩に、別れたという事実以外は、全部嘘をついた。


本当は、後悔しかしてない。

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