君に恋する僕ら。２

８７　貴方サイド ページ37

〜貴方サイド〜





朝、教室に勝利と入ったら待ち伏せしてたかのように慎太郎君がまた現れた。


なんなんだろうね、




慎「A、話くらい聞いてくれてもいいだろ」



「聞かないとか行ってないですけど(笑)」



慎「じゃあ、聞いてくれるの？ってか、勝利君この子借りてくよ」



勝利「ちょっとだけですよ？」




勝利がちょっと膨れっ面で可愛くそう言った。




けど、この時私が行かなかったら・・・・

慎太郎君の話なんて聞かなかったら・・・




あんなことにはならなかったのかなぁ？









慎太郎君に連れられて人気の少ない中庭に行った。




慎「あのさぁ・・・」


「何ですか？」


慎「率直に言うけどさぁ勝利君と別れて！」



無理に決まってる。やっぱり嫌な予感は的中した。




「嫌です。」


慎「お願いだから。」



「なんでですか？何で慎太郎君にそんな事言われなきゃいけないんですか？」



やっぱり、慎太郎君は嫌な人だ。昔と変わってない



慎「俺の友達の妹が勝利君の事好きらしい。だからさ、別れて」


「嫌だ。友達の妹って誰？何歳？」



今、一番疑問に思ってることを聴いてみた。



慎「確か、一年四組の松村ゆい。俺の親友の北斗の妹・・。」



「松村さんなら、知ってます。話したことはないけど知ってますよ。」



慎「ゆいがどうしても別れさせろって言うから、頼むよ」


慎太郎君の言葉にイライラする、なぜか泣きそうにもなる。



「嫌です。なんで・・・なんでそんな事言うんでかっ・・・・」




気づけば泣いていた。

慎太郎君は困ったよに私を見つけていた。




慎「泣くな、お願いだから泣くなよ。俺が悪かった、だから泣くなって」


「別れませんよっ私。」



慎「もう、諦めるよ。でもさぁもし、ゆいがAに直接何か言ってきても俺は知らないぞ？」



「分かりました。」


慎「ゆいになんか言われても俺のせいじゃないからな。それとゆい、絶対に勝利君のこと奪いとか言ってたしめっちゃ本気だから気をつけろよ」


「うん、ありがとうございます。じゃあ・・・戻りますね」



松村さんは、可愛いから勝利が松村さんを好きになったらどうしようとか・・・


松村さんに何か言われても、どうしたらいいんだろうとか・・・・


いろいろ考えてしまう。



慎太郎君の話なんて聞かなきゃよかった。

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