君に恋する僕ら。２

６２　貴方サイド ページ12

〜貴方サイド〜



聡君が困ってる様子の勝利にとっさに話しかける。



聡「勝利？何やってるの？」


勝利「いや、その・・・・何ていうか・・・」


聡「Aの事、探しに来たんだろ？そうならそう言えよ」



聡君、止めて。私のことなんて探しに来てないに決まってるのに。
怖くて勝利の反応が聞きたくない。


けど、帰ってきた答えは意外なことで・・・・



勝利「そうだよ。探しに来た。」



「え・・・・」




聡「それでこそ、勝利だ。俺は素直な勝利の方が良いやっ。じゃっばいターンwwww」


聡君が、なぜか可愛らしく手を振ってスキップしていった。





勝利が私の隣に座る。



勝利って・・・本当に何考えてるのかを聞きたい。



勝利の横顔を見たら、すごく真剣だった。


私があと少しでも前に進めたら・・・・・・・・・




続く沈黙・・・・・



勝利「あのさ・・・・・」


「なに？」



勝利「俺のこと好き？」


「うん。好きだよ・・・・・っでも、勝利は分かってくれないから・・・」



気づけば大泣きしてた。



勝利「俺だって、Aの事、一番好きなのに・・・・Aは他に好きな奴がいるの？」


「え？」

勝利が、全く意味のわからないことを言うから驚いた。



「勝利だって・・・他に好きな子がいるんじゃないの？それに私のことうっとうしいって思ってるんじゃないの？」


勝利「は？何言ってんの？」


ちょっと強めに言われた言葉。けど、一気に不安が溶けた。彩ちゃんの言ってたこと嘘かもしれないって少しの可能性を信じれた。



「私、勝利以外に好きな人とかいないし、勝利以外好きになったことないよ///けど・・・けど、s勝利は私の事うっとうしくなってきたの？」



勝利「そんなわけないし。それ誤解だから。ってか誰かに言われたの？」



「彩ちゃん・・・・」


勝利「あいつ・・・・・・」


「勝利こそ、私が他に好きな人がいるとか誰かに聞いたの？」


勝利「宮下。・・・宮下がAは他校の男子とキスしてたとか言ってた。」



「だ、だから私の事、避けてたの？」


勝利「ごめん。けど、誤解だよなあ？」


「うん。だって、私キスとかしたことないし。」



勝利「じゃあ、ここでファーストキスもらっとくか。」


((チュッ


「ん・・・・んn・・・・はぁ



やっと離してくれた。


勝利「仲直りのキスなっ(ニコ」


「うんっ」



やっと、やっとの思いで勝利と仲直りできた。もっと早く前に進めばよかった。

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