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起きろ ページ4

私が訪れた部屋は…
団員No.3、カノの部屋だ。
先に厄介そうなのから起こしていこう。
私はノックをせず、部屋に入る。

「カノ、起きろ」
しかしカノは起きる様子もなく、すやすやと寝息を立てている。
私は容赦なくカーテンを開け、布団を剥がす。
しかし、起きない。厄介だ。
私はカノの頭元にあった枕をそっと取り、カノの顔面に直撃させた。

「起きろ!!」
「ひゃいっっ!?」
カノは猫のように飛び上がる。
猫のような目をぱちくりさせ、私を見ていた。
「アオ…ちゃん?」
「そ。碧棺 Aが自ら起こしに来てやったぞ」
「お怒りのようだね〜…今から着替えるから部屋から出た方がいいよ
あ、僕の着替えがみたいならそのままいてもらっても構わないけどー…」
胡散臭く笑うカノにもう1発食らわせると、私は部屋を出た。
部屋から「痛い痛い!」と声が聞こえる。うるさい。

まだ扉が閉じてる部屋…
…コノハの部屋だ。
これまた厄介そう…いや、厄介だ。
コノハはいつでもどこでも寝れる、私でも感心してしまうほどの男だ。
「コノハ」
扉を開ける。
コノハは誕生日にヒヨリに貰ったネギまの抱き枕を抱いて幸せそうに寝ていた。
「……んぅ……ネギま……」
コノハはどうやら夢でも大好物のネギまを食べている模様。
「コノハ、幸せの邪魔をしてごめん。起きて」
…起きない。
「コノハ、起きて」
「…はっ!ネギま!」
起きる時もそれか。
「あ、アオだ」
「コノハ、もう朝だよ」
「あぅ……ネギま……」
「夜ご飯にネギま作ってってキドにお願いしてみるから早く着替えて」
私はそう言うと、コノハは目を輝かせて、「うんっ!」と元気よく返事した。
ったく…可愛いな……

…さて、これでアジトに住んでいるのは全員かな。
あとは自宅からここに来たりとか…
…下から美味しそうな匂いが漂う。
今日の朝食はなんだろうな。

「団長さーん!!」
「おい、モモ!まだ寝てるのがいるかもしんねぇんだぞ!!」
『おお〜!ご主人がお兄さんしてる!』
「エネ!間際らしい言い方をするな!」

…聞き覚えのある声。
朝から元気だな…
「おはよ、キサラギ、シンタロー、エネ」
「わあ〜っ!アオちゃん!!」
団員No.5…キサラギが私に抱きつく。
胸が大きい。本当に私と同い年なのか?
「モモ…アオちゃんが困っているからやめろ」
「別に困ってないから大丈夫、シンタロー」
団員No.7のシンタローは「そうか」と私に微笑み返した…つもりなのか?笑顔がぎこちないぞ。

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作者名:ゆきふく | 作成日時:2020年5月13日 16時

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