半間修二とミルクティーギャル (ページ22)

今日:16 hit、昨日:21 hit、合計:80,918 hit

22 ページ22

修二と会わなくなって1週間

私はそれなりに友達と遊んだりして過ごしていた。

いい子にしてるか？と安否確認メールが昨日きたから
忘れられてないとは思う。

たまに買い物に行くのに歌舞伎町を通ってみたり、
ゴジラのいる映画館に友達と行ったりするけど
全く修二の姿は見なかった。

ある神社でお祭りがあるらしく、
そこの屋台での単発のバイトに友達に誘われた。
浴衣を着て、フルーツ飴を売るバイトらしい。

健全だし、浴衣着たいし、楽しそうと思って
いいよー！っと言った後に

修二にバイトを禁止されてたことを思い出す。

許可とるか、、と思って修二に電話をかけた。

「もしもし、修二？」

『なに。なんかあったか？』

修二にしてはハッキリとした口調で言う。

「いや、なんもないんだけど、ちょっと相談」

『Aちゃんから電話とか珍しいから、焦ったワ。
どうしたァ？』

ほっとしていつもの口調になった修二の声をきいて
結構心配してくれてるんだなとちょっと嬉しくなった。

「友達とお祭りで1日だけフルーツ飴売るバイトしたいんだけど、いい？」

『ダリィー。祭り？あぶなーからだめ』

まぁ、そう言うよね。想定通り。

「友達の親戚の屋台だし、終わったらすぐ帰るから、お願い！
修二だって好きなことしてるのに何で私だけダメなのー」

と、最もなことを言うと、

『その日はなんかあっても助けてやれねえから、絶対バイト以外すんなよ。直帰しろ』

と、渋々許可してくれた。

「やったー！ありがとう！！」

その日、なんかあるのかな、と私も心配になる。
どうせ、喧嘩だろうけど。

「修二」

『んー』

「修二がいないとつまんない」

『バハ♡俺も会いてえよ、祭りの次の日、あけとけよォ』

「わかった、じゃあおやすみー」

バイトもOKもらったし、会う約束もできたし、
ミッション達成

と思って電話を切ろうとすると、
おーあっさりしてんなーと少し呆れて、

おやすみ♡

と、優しい声で言った。