だって、“先輩”じゃ嫌だから。4 ページ24
木村Side
…やってしまった。
これはもう、無理だな…
Aは成績優秀ならしいがそういうのは全く分からないタイプ。
だから俺が最初から、素直に伝えていれば良かったのだ。
木村「っ…」
明日は確か、収録が被る。
木村「どんな顔したらいい、A?」
Aの名前を呟くだけで、こんなに辛い。
______________
ASide
家に帰ったものの、もう何もする気が起きない。
そのままベッドに寝転がって、スマホの電話帳を開く。
指先が震えて、消去ボタンが押せない。
A「…ううう…」
連絡消去は後でいいや。
私は枕に顔をうずめて、ただひたすら泣いた。
明日、どうしよう。
目、真っ赤だよね…
というか、お風呂にも入らないと。
そんな事ばかりが頭をよぎる。
そして泣き疲れたのか、そのまま眠りに落ちた。
___________
短っ…
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作者名:奈々様LOVE(そーと。) | 作成日時:2021年12月14日 22時