幼い雲から見た俺氏 ページ15
雲雀side
今日僕は、ふしぎな子を見つけた。
白くてキラキラ輝く長い髪、透き通るような色をした目、左目には眼帯をしてる。
僕は一瞬だけど、見とれてしまった。
女の子だったら僕のお嫁さんに、男の子だったら僕の兄弟にしたいくらいだ。
そんなことより、僕はその子に声をかけた。
「ねぇ」
『・・・・・・』
「ねぇってば」
返事がない。ぼーっとしてるみたい。
僕は大きな声で、その子に話かけた。
「なんか言いなよ。咬み殺すよ?」
僕はついクセでトンファーを構えてしまった。
その子はようやく僕の目を見てくれた。
・・・うん。片方の目だけだけど、キレイ。
そう思ってたらその子がいきなり走り出した。
「!っ待ちなよ!」
名前も聞かないでいなくなるなんて、許さないよ。
僕はその子を追いかけた。意外とその子は足が早かった。
でも、その子の近くに、群れて悪さをしてる奴らを見つけた。
僕はそっちに視線をうつしてしまった。
「僕の前でなに群れてるの?」
そいつらに視線を集中させたから、いつの間にかその子がいなくなってたことに気づかなかった。
そして、気づいたころにはソイツらを咬み殺したあとだった。
「・・・僕としたことが」
ソイツらを放置して帰る。
イライラがつのったまま、あの子を思い浮かべた。
凛としていて、キレイだけど何処か儚げな雰囲気。
「また、会えるかな?」
僕はそう遠くないであろう未来を思い描いた。
雲雀side END
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風有希 - 更新頑張ってください!とっても楽しみにしています!!(・ω・)ノ (2018年3月20日 17時) (レス) id: b4078055ec (このIDを非表示/違反報告)
CAN(プロフ) - πナッポーさん» そうだったんですか?知りませんでした。ご指摘ありがとうございます! (2017年11月28日 8時) (レス) id: 851af0ac90 (このIDを非表示/違反報告)
πナッポー(プロフ) - キャンバスは、キャラソンじゃなくて、ツナとリボーンがカヴァーした曲ですよ (2017年11月28日 7時) (レス) id: a4e6a4d89a (このIDを非表示/違反報告)
CAN(プロフ) - 霧桜 カナメさん» チャオっす!ありがとう!これからもよろしく頼むぞ!チャオチャオ〜☆ (2017年11月24日 9時) (レス) id: 851af0ac90 (このIDを非表示/違反報告)
霧桜 カナメ - ちゃお!おもしろいね♪お気に入り登録したよ♪じゃ、チャオチャオ! (2017年11月23日 23時) (レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:CAN | 作成日時:2017年11月9日 22時