転生したら樋口だった件について、今から推しと議論したいと思います。

推し　【6】 ページ7

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森「・・・・・早速だが、この資料を明後日迄にお願いしたい。」




部屋の隅で死亡している立原を横目に、首領はこれでもかという程の資料を、私にプレゼントフォーユーして下さった。


嬉しくないけどね！





貴「承知致しました。」





そして、それを訴える為の表情筋は、既に死んでいた。





貴「(徹夜か・・・・・世に言う徹夜か。

・・・・・ポートマフィアって、ブラックだったんだ。※)」





※ポートマフィアは敵対者との戦闘が本業な為、書類と戦闘する事は出来ないのである。







にしたってですね。

量が半端ないんですが。



凄い重いし。



これをやれと？


病み上がりにやれと？




夏休みの宿題みたく成っているんですけど？？


首領がにこやかに微笑んでいるんですけど？？
貴方が最高責任者でしょ？？




今直ぐ幼女の追っかけ辞めなさい。

いっそ、姐さんの金色夜叉で切り刻まれてしまえ。





福沢さああああああああん！！！！


そっちに行きたいよおおおおおお！！！！






エ「？遠い目してるけど、どうしたの？」




貴「＿＿＿＿＿＿＿エリス嬢、何でも御座いません。

少し精神が不安定と言いますか。

何かもう、色々駄目なだけですから。
お気になさらず。



こんな大人に成ってはいけません。

そしてこんな会社に入ってはいけません。」




エ「？大丈夫よ。

リンタロウみたいには成らないわ！」




貴「いや、決して首領がどうこうという話では無くてですね・・・・・。



あ、ほらエリス嬢。首領が泣いてしまわれました。慰めてあげて下さい。」




エ「嫌よ。」




森「エリスぢゃんん・・・・・グスッ」





森さんの泣き顔だ。


誰か、誰かカメラを！

水も滴る良い男ですよ！
誰か！エリスちゃんとツーショットで！









森「グスッ・・・・・


取り敢えず。
書類頼んだよ、“樋口君”。」





ティッシュ片手に言われても、威厳もクソも無いッスね。



というか、腕痛いな。
書類重い。助けて。

今日の晩御飯何かな。





貴「・・・・・・・・・・・・・・ん？」





なんか私、大事な事を聞き逃した気がするぞ。


晩御飯とかどうでも良き。良くないけど。



絶対大事な事だった！






貴「首領。先の言葉を、もう一度お願い致します。」




首領は、私の要求に、首を傾げながらも応えてくれた。





森「？



＿＿＿＿＿＿＿“書類頼んだよ、樋口君。”」









は＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿？

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