双子の片割れ ２

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日曜


それは学生にとって楽しくも憂鬱な休日
今日を終えてしまったら明日は学校へ行かなくては…


そんな日の朝
ひとつの音楽で目を覚ます






A 「なんですか鏡夜先輩…こんな朝から…



えっハルヒん家！？ すぐ行きます！！！」






鏡夜先輩からの呼び出しを受け
ついにハルヒのお家を訪問します！！









、









、









ハルヒのマンション前につき車の扉を開けてもらう



馨 「ここがハルヒん家かーけっこーデカいじゃん」

ハニ 「ドアがいっぱいあるね〜!!」



鏡夜 「これが庶民の集合住宅というものだよ」

A 「アパート･マンション知らないの？」



ホスト部ってみんな頭良い良家なのに
こーゆー一般的な常識ってほんと全然ないよね


このくらいは知っておくべきだと思うけど





環 「鏡夜!! なんっなんだこの大人数は!!
特に光と馨!! 俺はおまえと女子であるAを誘ったんであってあんなオマケは…」


鏡夜 「そうか俺はてっきり
おまえが1人で来る勇気がないから多人数の方がいいのかと…



余計なマネをしたかな…では帰ろうか子供たち」


環 「すいません、ごめんなさい」





あぁ…鏡夜先輩も環先輩に日曜の朝早く起こされたから腹いせに自分たちも呼んだんだ…


ホントに真っ黒な先輩だな




環 「いいか者ども!! 忘れるな!!
“ショボイ” “狭い” “ボロイ”などの単語は一切禁止!!

間違ってもハルヒやお父上に帰って欲しいなどと思わせるような言動は…

ハルヒ 「ていうか今すぐ帰れ…!!!」




作戦会議中に現れたハルヒ…



『素朴さがまた良し!!!』

ハルヒ 「黙れ 消え失せろ」





そりゃこんだけの人数(特にホスト部)が仰々しく
しかも初っ端から失礼の限りを尽くしてたら帰って欲しくもなるよ


環先輩にかぎってはハルヒを心配しにきた大家さんを口説き落としている








鏡夜 「藤岡家は203号室か」

双子 『崩れ落ちるんじゃないのこの階段』

ハニ 「逆すべり台〜♡」


ハルヒ 「勝手に事を進めないでください!!」




何故こうも自由に生きられるのだろうか…









A 「…ハルヒ荷物片方持つよ」


環 「おぉ!! それならもう片方を俺が持とう!!」



ハルヒ 「はぁ…
言っときますけどちょっと見るだけですよ？」




ハニ 「ハルちゃんケーキあるよ〜♡」

A 「ハルヒに手土産でハニー先輩と選んだの」



ハルヒ 「…それ食べたら帰って下さいね」




うーん、心配になるくらいチョロい…

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