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夢主sid

彼方「…ん…っ…」

『…痛っ…』

何度も何度も首筋を吸われる。

彼方「…っはぁ。」

彼方はさっき吸った部分を指で撫でる。…それもとても愛おしそうに。

彼方「これで上書き出来た。あ、あとごめん。」

『何が…?』

彼方「もう1箇所つけちゃった。」

『…!?』

慌てて首筋を抑える。

彼方「鏡見る?…はい。」

そう言って手鏡を渡してくれた。

『あ、有難う。』

見ると、綺麗に2箇所跡がついていた。

彼方「ごめんね?」

『…うん。』

…もう、いっかな。隠す必要もない気がする。

だけど……何だか嫌だ。

彼方はこちらに来て私の隣に座った。

彼方「…俺の事嫌いになった?」

『…そんな事は…無いよ。』

彼方「そっか…。」

しばらくは何も喋らなかった。

彼方も、私も。

彼方「…A…」

と彼方が私の名前を呼ぶと同時に玄関のドアが勢い良く開くいた音がした。

『…!!』

彼方「…!!」

真冬「はぁ…はぁ…」

真冬は凄く息が荒かった。

すると真っ直ぐ私の前に来ると私の手首を掴んだ。

真冬「…帰るよ。」

『え…』

パッと彼方の方を向くと、少しだけ残念そうな顔をしながらも、一瞬だけ私をみて口角をあげた。

真冬は黙って私を引っ張り、彼方の家を出る。

『ねぇ、真冬…どこに行くの?』

真冬「どこって家だけど?」

『家…』

真冬「嫌なの?」

『ううん…』

嫌、と言うか寧ろ来てくれたのが嬉しかった。

…私の手首を掴む力が強くて少し痛い。

そして、家についた。

真冬は、私の手首から手を離した。

そして、「…話がある。」そういった。

正直何を話されるのかすごく怖い。

別れ話なのかもしれない。。

『分かった。』

そしてソファに座る。

真冬は話をし始めた。

真冬「僕の不倫のことだけど。」

『うん…』

真冬「…別れたい。」

『……そ、そっか。…もう、私に飽きた?(笑)私といてもつまらなかった?楽しくなかった?……そうだとしたら…ごめんね。…本当にごめん。』

真冬「……。」

ホントは別れたくない。離婚なんてしたくない。

…でも、真冬は私と離れたい。そう思ってる。自分の勝手な意見を押し付けちゃ駄目だ。

彼はしっかりと言葉にして、私の目の前で、ハッキリと言ってくれた。メールでも電話でもなく、面と向かって。

それだけでも充分だ。あとは私がハッキリと答えを言わなきゃ。

『…分かった。離婚しよう。…今まで迷惑かけてごめんね。』

私は静かに両手に拳をつくり、強く握った。

22【真冬side】→←20



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まりー - あ、そらるさん落ちエンドでお願いします (2020年4月2日 9時) (レス) id: f4912de284 (このIDを非表示/違反報告)
ことは(プロフ) - まりーさん» まりーさん、コメントありがとうございます!そらるさんエンド…良いですね!書いてみようと思います!どんなエンドにするか決めたら書こうと思います!ありがとうございます! (2020年4月1日 22時) (レス) id: 0e006c174c (このIDを非表示/違反報告)
まりー - そらるさんエンド見たいーーー (2020年3月31日 22時) (レス) id: f4912de284 (このIDを非表示/違反報告)
ことは(プロフ) - †☆*桜*☆†さん» (※お名前の十字架の記号が無くてかけてません…。申し訳ないです。。) (2019年8月19日 23時) (レス) id: 0e006c174c (このIDを非表示/違反報告)
ことは(プロフ) - †☆*桜*☆†さん» ☆*桜*☆さん!コメントありがとうございます!ずっと新しい作品の内容考えてます。色々案が出てまして。決まったら書いてくかな〜と思っております!これからもよろしくお願いします! (2019年8月19日 23時) (レス) id: 0e006c174c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ことは | 作成日時:2019年2月17日 0時

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