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17 【真冬side】 ページ19

真冬side

実は僕は浮気をしている。

…と言っても間違いではない。

正直、僕自身こんな事はしたくない。

僕は最近までAのことを避けていた。

もしかしたらまた彼女を避けなくてはならなくなってしまうかもしれない。

それこそ避けたい。

…じゃあ何故こんなことをしているのか。

それは、Aを守るためだ。

勿論、判断は間違っているかもしれないけど、これしかない。

では、何からAを守っているか。

それは…

僕のリスナーだ。

ある1人のリスナーからAを守っている。

そのリスナーの名前は

月見 千草 (ツキミ チグサ)

彼女との出会いは握手会だった。

僕はネットで 歌い手 というものをしている。まふまふ という名前で。

そのときのイベントで初めて彼女と握手会で会った。


そして月見千草が僕の前に来た時、彼女は小さな声で言った。

千草「まふまふさん、彼女とは上手くいってますか?(笑)」

と。

その時からAとは付き合ってたけど、公にしてなかった。

だからこそ、知っていたのが怖かった。

もしかしたらストーカーなのかもしれない。

そう怪しく思うと同時に彼女は言葉を放った。

千草「彼女さんについて、話があります。このイベントが終わったら、ここのお店に来てください。もしも来なければ……彼女さんの命はないですよー?(笑)では。」

正直、嘘かと思った。

だけど、これがもしも本当だったら。

Aが危ない。そう思った。

そして月見千草の言ったお店に行くと彼女は居た。

そして、彼女は笑いながらこう言ってきた。

千草「彼女さんと別れてくれない?…あ、もしも無理なら良いけど、その場合は彼女さんの身が危ないかもねー?…ふふっ」

真冬「何をふざけて…」

千草「ふざけてなんかない。これは真面目な話。事実、私は殺し屋とも繋がってる。何なら…ナイフで切り付けることもできるけど?」

そう言いながら鋭いナイフを出した。

真冬「!?」

千草「彼女の事ならわかる。名前も、誕生日も、血液型も、歳も、出身地や親のこと、貴方と出会った時期も、何もかも知ってる。因みに住所もね。」

驚きで声すら出なかった。

千草「もしも彼女を守りたいのなら、…私と関係を持ってくれたら、私の言うことを聞いてくれたら、彼女には何もしない。そう誓う。」

そう言うと彼女はニヤリと笑った。

そしてその日から僕は帰りが遅くなり1人のリスナーと関係をもち、言いなりになってしまったのだった。

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まりー - あ、そらるさん落ちエンドでお願いします (2020年4月2日 9時) (レス) id: f4912de284 (このIDを非表示/違反報告)
ことは(プロフ) - まりーさん» まりーさん、コメントありがとうございます!そらるさんエンド…良いですね!書いてみようと思います!どんなエンドにするか決めたら書こうと思います!ありがとうございます! (2020年4月1日 22時) (レス) id: 0e006c174c (このIDを非表示/違反報告)
まりー - そらるさんエンド見たいーーー (2020年3月31日 22時) (レス) id: f4912de284 (このIDを非表示/違反報告)
ことは(プロフ) - †☆*桜*☆†さん» (※お名前の十字架の記号が無くてかけてません…。申し訳ないです。。) (2019年8月19日 23時) (レス) id: 0e006c174c (このIDを非表示/違反報告)
ことは(プロフ) - †☆*桜*☆†さん» ☆*桜*☆さん!コメントありがとうございます!ずっと新しい作品の内容考えてます。色々案が出てまして。決まったら書いてくかな〜と思っております!これからもよろしくお願いします! (2019年8月19日 23時) (レス) id: 0e006c174c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ことは | 作成日時:2019年2月17日 0時

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