12個目 ページ12
エーミール side
A「それでね？その子がこけたーって」
エーミール「何してんのそれ。本格的にAみたいに頭おかしくなったんちゃう？」
ははっ、と鼻で笑いながら冗談交じりに言った。
待ってそれどういうこと？私って頭おかしいの？、とブツブツ言っているが、いつもの事なので無視。
セシル「あらA、おかえりなさい。」
A「ただいまー。」
セシル「こらA、お客様の前なのだからきちんとしなさい？」
ふんわりと怒りの文字が見えない笑みを浮かべ、注意したセシルさん。
オスマンは笑ったまま、トントンは見つめ、グルッペンは笑みを少し崩した。
オスマン「おや、初対面ですかね...？」
A「へ...？あぁ、初めまして？」
エーミール「初めましてやないやろ。一方的に自己紹介して俺に回収されたやろ」
A「あー、そういえばそんなこともあった気がする。気が...する。」
エーミール「やーっと思い出したか。左からオスマン、トントン、グルッペン。オスマンさんは外交官、トントンさんは書記長、グルッペンさんは総統。」
A「おけ、覚えた。」
エーミール「ん、それじゃあ俺そこ3人と話あるから城戻りや」
A「はーい。」
さて、怪しげに彼女と自分を見る3人に説明をしなければ。
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作者名：くるす*
| 作成日時：2018年2月28日 23時
