名探偵には嫁がいた。3【江戸川乱歩】

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※とばします。

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1日目の仕事は終了。

歩き疲れて足が痛い。

夜ご飯は外で済ませてきた。

ホテルに着いてベッドにボフンとダイブする。



「つかれたーっ」



『今日は結構歩きましたからね。お疲れ様です』



1番高い部屋ではないけれど、中々いい部屋だった。

窓からは夜景が見えて綺麗だし、今は電気も付けていない状態だから、それが更に映える。



『お風呂もベッドも大きくて、いい部屋ですね。オシャレで夜景も綺麗ですし。ずっと見てたいくらいです』



そう云って夜景を眺めるA。

それをベッドから眺める僕。

そういえばAは昔から夜空とかイルミネーションとか、夜の景色が好きだったなぁ。

月明かりに照らされて、いつもとは少し違った雰囲気に、やっぱり僕のお嫁さんは可愛いなぁ、と再度思う。



「僕は夜景よりAを見たい」



起き上がってベッドから降りて、Aの元へ行く。

後ろから腰に手を回して抱き締める。



「……夜景じゃなくて僕を見て」



Aは、腰に回された僕の手を掴んで云った。



『云われなくても、いつも見てますよ？』



ふふ、と笑う彼女が凄く愛おしい。

ちゅ、と唇に優しく接吻(キス)をする。

Aを抱き締める力を強くした。

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