秀才少女、マネージャー始めました。【ハイキュー】 (ページ14)

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14話ページ14

Aside

及川「あっ、…………」

岩泉「影山、悪いけど今日は終わりだ。」

影山「あっ、はい。」

影山君はそう返事をすると、体育館を後にした。

岩泉「A、怪我ねぇか？」

A「えっ、あ、うん、、、でも、徹が……」

及川「………………」

岩泉｢……ちっ、、

今日の交代はてめぇの頭を冷やすためだろーがよ！

ちょっとは余裕もてっ！！｣

及川「っ、！！ｸｯ､､」

はじめ君の言葉と、徹の反応で何となく理解してしまった。

及川「ｯ､今の俺じゃあっ、白鳥沢に勝てないのにっ、余裕なんかあるわけないっ、！！！俺は勝って全国に行きたいんだっ！！勝つために俺はもっとっ、、！！」

こんな余裕のない徹は初めてみた。

岩泉「俺が俺がってっ、、うるせぇっ、！！！」

ｶﾞﾝｯ!!!

及川「ｶﾞｯｯ!!!」

岩泉「てめぇ1人で戦ってつもりかっ、！！！
冗談じゃねぇぞボケェ！！てめぇの出来がイコールチームの出来だなんて思いやがってるだろ！ぶん殴るぞ！！」

及川「もう殴ってるよっ、、！！」

こんなに怒鳴ってるはじめ君も、初めて見た。

岩泉「バレーはコートに6人だべやっ！！！」

及川／A「！！！」

岩泉「相手が天才1年だろうがっ、牛若だろうがっ、

6人で強い方が強いんだろうがボケがｯ！！！」

及川「……6人で強い方が、強い…

…ああ、なんか、なんだろうなこれ、、

俄然、無敵な気分っ、、！」

はじめ君の言葉で、徹に笑顔が戻った。

A「徹…………

鼻血出てるよ？」

及川「知ってるよっ！！！」

やっぱり羨ましいと思った。

同じ学年で同じチームで一緒に戦うということ。

勝つためにこんなに必死になれることも、

自分のためにこんなに必死になってくれる人がいることも。

私がいくら望んでも手が届かない願い。

私は、2人が羨ましかった。