29話 ページ30
Aside
鴉から初任務の伝令を聞いた。
支給された隊服と、白と黒の羽織りを着る。
義勇は右半分が無地、左半分が錆兎が着ていた着物の柄の
羽織りを着ていた。
A「どういうつもり……?」
義勇「鱗滝さんに頼んで縫ってもらったんだ。」
A「………」
鱗滝「うむ、似合っている。
そうだ。Aに渡さなければならないものがある。
これを。」
A「これって…」
鱗滝「お前がここに来た日、握りしめていたものだ。
大事なものなんだろう?」
鱗滝さんの手にはあの日母に渡そうとしていた赤いリボンがあった。
A「ありがとうございます、、」
私はそれを受け取り、後ろ髪の上部をひとつにまとめた。
A/義勇 「行ってきます。」
鱗滝「ああ。」
義勇「A、これ。
どれだけ離れてても俺たちは3人だから。
じゃあね。」
任務先が違うため、義勇はそう言って自分の方角へ歩いていってしまった。
渡されたのは錆兎の着物でつくったお守りだった。
それを胸のポケットにしまい、私も自分の任務の方角へ歩く。
この後、私たちは任務で一緒になることはなかった。
鬼殺隊に入ったのは13歳の時、
次に会ったのは6年後、19歳の時だった。
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冨岡ちゃん(プロフ) - あやねこさん» ありがとうございます!初コメント凄く嬉しいです!頑張ります! (2020年5月28日 23時) (レス) id: 1c3f256d84 (このIDを非表示/違反報告)
あやねこ - 錆兎ぉぉぉぉぉ!!!!(泣)相っ変わらずイケメンだなぁ(泣)最新頑張ってください!! (2020年5月28日 20時) (レス) id: c3109a0615 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冨岡ちゃん | 作成日時:2020年5月10日 22時