なな ページ8
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襖から出てきた者は薄いピンク色の着物で帯に大きいリボンが付いていた。
みんなが見惚れる中静かな居間の中で再び凛とした声が響く。
「鶴丸国永の弟、蝶羽国永と申します。
来派関係は皆様ご存知通り家族の様なモノですが五条という事には変わりありません。
あの、此処に、来派の者達が居ると伺ったのですが…?」
居間はとても静かなので蝶羽は少し涙目だ。
だがそれを遮るように黙々と桜を散りばめていた刀剣達が立ち上がる。
「蝶羽…??蝶羽…!!、会いたかったで、ッ!!!」
「あかあさまああああ!!」
「か、かあさん!!」
来派の約2名が突っ込んだ後に愛染も早足で近付き抱き着いた。
一方鶴丸は来派の勢い故に出遅れてしまったようで頭に星を散りばめている。
蝶羽は突っ込んできた太刀以上(短刀)の者達を支えきれるわけがなく倒れ込んでしまう。
「御前様…蛍丸、愛染も…会いたかった…」
目尻には涙が浮かび嬉しそうに笑っている。
倒れてしまっているため、頭に星が舞っている鶴丸の事には気が付かないようだ。
感動の再開の最中申し訳ないがこのままの状態だと事が進まないと考えたのか
主がまず来派と共に蝶羽も座らせ、鶴丸を引き摺りながら蝶羽の元へ連れてきた。
「お、お兄様!?」
心配しているところ悪いが
まずは皆の前で自己紹介をする。
「よし!やっと来派とは会えたね。んじゃ改めて自己紹介!蝶羽国永さんです!
皆仲良くしてあげて!!この後は蝶羽さんへ質問してもよき!本丸を紹介してもよき!内番も終わったので自由にしていいよ!
はい解散!!」
解散と言った瞬間まずは短刀達が蝶羽の元へ近付き、それを微笑ましく見守る保護者達。
皆駆け寄ったはいいが何を聞こうか考えてるところ
まず話しかけたのは意外にも五虎退だったようだ。
「あ、あの…!」
「?なんでしょう」
「その蝶羽さんの周りを飛んでるちょうちょ、なんですか…??」
蝶羽の周りに飛んでいる桃色の蝶が五虎退は気になったようだ。
「この子達ですか?この子達は、なんと言えば良いのでしょう、私の神力、ですかね?」
「神力…??」
「はい、貴方の周りにいる虎さんは生きていますよね?この蝶達は私が無意識に作り出している様なのです。
意識すれば増やす事もこの子に含めた神力も使うことができます。」
「す、すごいです…!!」
「ふふ、ありがとうございます」
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お礼に描いたイラストです。お暇があれば是非。
http://uranai.nosv.org/uploader/common/a/d/1/ad1dac7089caa90f6904ea6e486f88ae.jpeg
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よしざあ(プロフ) - ありがとうございます!...ホント今からやっておいた方が良きです...私なんて本気でやり始めたの1ヶ月前で本番はまず自信喪失していましたから...!!我儘に御付き合いありがとうございます!! (2018年3月22日 23時) (レス) id: ab7b38fcd7 (このIDを非表示/違反報告)
Tikuwa(プロフ) - 受験お疲れさまでした!私もそろそろ勉強しはじめないと進路が・・・評価しますね! (2018年3月21日 23時) (レス) id: f7fcb6631d (このIDを非表示/違反報告)
よしさわこ(プロフ) - セイトさん» 我が子のように可愛がりたいなって思った結果でした(笑)嬉しいお言葉感謝です! (2018年1月21日 8時) (レス) id: ab7b38fcd7 (このIDを非表示/違反報告)
セイト(プロフ) - お母さんって感じがいいですね!母性本能のようなものが芽生えますね(*゚∀゚)続き楽しみにしています!! (2018年1月19日 23時) (レス) id: 6be1b79121 (このIDを非表示/違反報告)
しゅう(プロフ) - はい!_| ̄|○)) よろしくお願いします ((○| ̄|_ (2018年1月19日 6時) (レス) id: e0592a0085 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よしさわこ | 作成日時:2018年1月7日 23時