転校生ちゃんの秘密っ！2【あんスタ】

貴方side ページ49

『じゃ、とりあえず家帰りますかー』





検査は終わったし、ヒビだけだから手術とかも無いし。


医者曰く、ヒビに効く最大の薬は"安静にしてること"だそうです。



てことで、とりあえず自宅で安静にしてます( ˘ω˘ )




｢あれ、学校には戻らなくていいの？｣



『いいよ、めんどくさい((』



どうせ授業とか寝てるだけだし？？(くそ




｢でもA、転校したばっかりなのにそんなでいいの？……あっ、もしかしてクラスに馴染めてないとか…？｣




Aなら有り得る……！と1人で納得される。




や、やかましいわ！！！((図星




『そんなことありませんー！！別に馴染めてないんじゃなくて馴染まないだけだしー？』




｢……馴染めてないんだね｣




『う、うるさい！！！』




私は誰とも馴れ合うつもりは無い！！！(大○利伽羅ボイス




｢ほんとに大丈夫なの？いじめとか受けてない？｣



まるで保護者の様に心配してくる天月。

ちょ、お母さんはそらるんだけで十分ですから……((




｢あっ、もういっそ俺が、Aの友達になってくれるように学校の人に頼んでこようか？？｣




『恥ずかしいからやめて！！！！！！！』




そんなの逆にいじめの的になるわ！！！！




心配してくれてるのは分かるんだけど、天月の考えは少しズレてる。








｢あっ、でもAさ！1人仲良さそうな子いたじゃん！｣





と、思い出した様に言われた。



私は非常に困惑した。





『えっ、誰…？』




｢ほら、保健室出る時声掛けてた子！｣





保健室……？？




『………………先生？？』


｢違うわ！！！！｣



全力でツッコまれる。






『えーっ、まじで誰？？？』


『だってあの場には先生と天月と私、あとワンコしかいなかったじゃん』




仲いい人とかいないよ？？





｢えっ｣




私の発言を聞いた途端、天月の目が点になった。




｢あれ、その……ワンコって子はお友達じゃ『あー、違いますね。実はあれ、いつ殺されるか分からないくらいの緊迫した仲なんで』……そ、そうなんだ……？｣





言葉を遮る程の即答で答えると、イマイチ納得してない顔で頷いた。



『ちょ、まじやめてよー！！ワンコと友達とか、死に値するレベルの勘違いだよ！？』



｢えっ、ごめん！！｣



そんなに仲悪かったのか、と、天月は何故か少し残念そうに笑ったのだった。





＊ ＊ ＊ ＊



｢……仲良さそうに見えたんだけどな……｣

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