転校生ちゃんの秘密っ！2【あんスタ】

貴方side ページ47

｢来る前家寄って保険証とか取ってきたから｣



このまま病院向かうよ、と言ってタクシーを呼ぶ。


『うわぁ、the・オトナの乗り物やん。
さすが、人気歌い手はお金の使い方が違うよねぇ』



｢なんか言い方に悪意感じるんだけど｣




『そんなことないよ、ちゃんと褒めてるよ』



別に金遣いが荒いとか全然言ってないから(((




｢なーんか俺のイメージ悪い気がするけど、普段はタクシーとか使わないからね？｣

今回は急ぎだから仕方なくだし！と必死の言い訳。



『まあそれも知った上での、高度なからかいなんですけどね！！』



｢なんだそれ｣



可笑しそうに笑う天月。





……もちろん知ってるさ。

君が私の体を気遣って、わざわざ高い金払ってタクシー呼んでくれてることも。




あと……












『そらるんへの置き手紙とか嘘でしょ？』









｢あ、バレた？｣






さすがAー！！と無邪気に笑う。



『もう、天月嘘下手すぎだし？』



『私をからかうのは50年くらい早いよ』




｢具体的な数字出さないでよー、リアルじゃん！｣





というか、嘘が下手とか以前に天月がそんなことする訳ないと思ったし。



私がそらるんに言いたくないのは、怒られるからってのもそうだけど……



それ以上に、

そらるんに心配かけたくないからだもん。



それをきっと天月は察してくれてる。





『……天月ってアホでバカだけど、気遣いは出来るよね』





｢うわぁ、褒められてるのか貶されてるのかわかんねー！｣




そう嘆きながらも、嬉しそうな顔しやがって。





全くもう、天月は…………








『ほんと、甘いよねぇ……』














そんなとこが大好きなんですけども！！！！

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