転校生ちゃんの秘密っ！2【あんスタ】

貴方side ページ45

｢とりあえずお前は病院行って来い｣







『……はい？？？』





ワンコに運ばれて保健室まで辿り着いて。


先生らしき人に軽い診察されて。


まず言われたのがこれだった。





『え、そんな病院行くほどヤバいんですか？』




えええ……さっきの骨折れてる疑惑的中しました……？？





｢目立った外傷は無いがな。骨が折れてる可能性もあるし、もし頭とか打ち付けてたら内出血、なんてことも無きにしもあらずだからなー｣





『うへぇ……まじすか……』




｢あとお前は睡眠不足、栄養不足、不規則な生活とか色々乱れてるから、そこら辺も一応見てもらえ。階段から落ちたのそこら辺のせいだと思うしな｣



若いからって調子乗ってると痛い目見るぞ、と言われてドキッとする。



確かに今日お昼も朝も食べてなかったしなぁ。



不規則な生活はいつものことだし((





『じゃあ病院行ってきまーす』




一回帰って保険証とか色々取ってこなきゃなぁ。




なんて考えていると、





｢おいおい、1人で行かせるわけないだろ？？｣



｢とりあえず保護者の方に電話するから迎え来てもらえ〜｣






そう言って電話を用意し出す先生に、私の脳は危険信号を出していた。





やべぇ…………学校に登録してるのってそらるんの携帯番号だよね…………


やべぇよ……階段から落ちたなんてバレたら……






絶対激おこ確定やん……｡ﾟ(ﾟ＾ω＾ﾟ)ﾟ｡





『えっちょっと待ってください』



『保護者に電話だけは勘弁してください！！！！！！！』





お願いします何でもしますから！！！！(何でもするとは言ってない)





｢悪いが学校の決まりでな、こればかりは個人的に決められないから｣



背いたら俺のキャリアに傷が付くからさー、なんて言ってるけど、見たところ今更傷付くキャリアもないと思いますよ！！！(失礼)




『くっそぅ……絶対にそらるんには言わないでおこうと思ってたのにぃぃぃ……！！！！』





なんてボヤいてる私を横目に、先生はさっさと電話をかけていた。


くっ……この人でなしが……(ｷﾞﾘｨ




｢夢ノ咲学院保健科の佐賀美です。Aさんの保護者の方ですか？……ええ、はい……実はAさんが階段から落ちまして……｣




そう先生が言った時だった。





｢えっ！？！？！？！？｣





電話越しにも聞こえてくるような大声で驚いたのは、



そらるんでも、まふでも無かった。













『……天月かよ…………』

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