転校生ちゃんの秘密っ！2【あんスタ】

真緒side ページ24

｢…………｣





授業が終わり、昼休みを迎えた時。



俺は悩んでいた。




｢……………｣




悩みの理由は1つ。



2時限目からスヤスヤと眠りこける、目の前の少女のことだった。





｢…………お〜い……｣



『( ˘ω˘ ) ｽﾔｧ…』




｢………………｣




さっきから何回か声をかけているのだが、一向に起きる気配はない。

授業中もずっと眠っていたというのにこの睡眠力(？)は何なのだろう。


先生も最初は何度か声をかけていたが、途中から『まふの手、イチゴ味がする……』とか『そらるんお母さん……』とかいう意味不明な寝言を聞いてからはもう諦めていた。





｢しっかし、よく寝てるな……｣



凛月にも負けず劣らずだな、なんて思いながら、顔を覗く。



窓から差し込む日光に反射するして、栗色の髪の毛がきらきら輝いた。






ふと、



綺麗だなー、なんて思って




思わず髪の毛に手を伸ばし………………















｢サリーっ！！！！！！！！！｣





｢っっ！！！！｣





突然背中に投げられた声にビクっとして、


隠すように手を引っ込めた。





｢サリーっ！お昼食べに行こ〜！｣




スバルが教室の後ろ扉から手を振っている。




｢お、おう！今行く！｣





見られてないかな、と、ドキドキとうるさい心臓を押さえつけ、



俺はスバルのところに走っていった。





＊＊＊＊




『………………』

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