【名探偵コナン】僕を見つけて。【男主】

07. ページ9

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「じゃあ、困ったら直ぐに連絡してね。」

『うん。気をつけて帰ってね』

「ええ、蒼伊も戸締まりしっかりね。」

『分かってるよ』


夕方になり母親は実家へと帰っていった。
母親の姿が見えなくなるまで見送り僕も家の中へと入った。

『…夜ご飯の買い出しに行くか。』


戸締りをして外を出る。
すると、遊びから帰ってきたのか開人くんとすれ違った。

「お兄さん！出かけるの？」

『うん、夜ご飯の材料がなくなったから買い物に。
開人くんは遊んできたのかい？』

「うん！サッカーしてきたんだ！」

『そうか…楽しく遊べた？』

「うん！」

『そっか。』

「あ、そうだ！今日ねお父さんが明後日遊んでくれるって約束してくれたの！」

『そうか、良かったな。ほら、寒くなってきたから家に入りな。』

「うん！じゃあね！お兄さん！」

駆け足で家に入っていく開人くん。
それを見送って僕は近場のスーパーへと足を運んだ


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『…遅くなっちゃった。』


何作ろうか食材見て考えたから結構長い時間スーパーに屯ってしまった。

結局、簡単に作れるパスタにした。
夕飯らしくないものだけど、コストも低いし上手くやれば保存できるから明日の朝食に取っておける。


簡単にパスタを作りTVをつける。

何か面白い番組ないかなとチャンネルを回したら気になるニュースが流れてきた。


【速報です。今日午後＿時頃来葉峠で車が突然爆発が起こりました。第一発見者は警察官で車が突然爆発したとの事です。尚、この爆発で30代であろう運転手が亡くなりました。この爆発に巻き込まれた人はいないようです。この事について警察は詳しく調べている模様です。】



『…13日の金曜日…何だか不吉な日だな…。冥福を祈るしか僕には出来ないけど…』

最近物騒な事件が多すぎる。

特にこの町は。

歩いててよく分かる。

それに、事件があるたびにある人物が関わっている


『ま、そんな訳ないか』


母親も来て少しは落ち着く時間が出来た。
僕の心を締め付けるような苦しい事は多分この先暫くないだろう。


『蒼伊…何で僕達の前からいなくなってしまったんだい？僕達家族の事を気に入らなかったのか？

…子は親を選べない。そして親も子を選べない。
全ては天の神の導きって訳なのかよ。』

お陰で僕もこんなに苦労する羽目になった。

自分を殺して十数年。

これから何が起きるか分からない。

この先、僕の人生を変えるほどの出来事が起きるのだろうか。

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