08. ページ10
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ピンポン…
ある日、暇潰しに読書をしていると呼鈴が鳴った。
誰だろうか、恐る恐る扉を開けるとそこには眼鏡をかけた好青年が立っていた。
「隣に引っ越してきた沖矢と申します。先日、お伺いしたところ、留守だったようで改めてご挨拶をと」
『…椎名です。』
「…不謹慎だとは思いますが…椎名さんの性別は…」
嗚呼、初対面の人だから勘違いするのは当たり前か
『…僕、こう見えても男ですよ。何故こんな姿なのかは聞かないでください。』
別に、勘違いされるのはしょっちゅうなんでと一言添える。
「そうですか、…何かありましたら僕で宜しければ相談に乗りますからね」
『……ありがとうございます。それじゃ』
引越しの粗品を貰い、扉を閉めた。
何なんだろう、初めて会ったのに相談に乗ってくれって…。
まあ、そりゃこんな事してるから嬉しいけど僕の領域に入ってき過ぎだと思う、
・
沖矢さんが隣に越してきて数日が経った。
今日は外に出て仕事を探す。
仕事をしないと生きていけないし、
社会的にもどうなんだと思う。
仕事せずに好きな事ばかりしてる生活は周りの人に嫌な気しかさせない。
だけど、僕に何が出来るか分からずじまいで今日は終わってしまった。
そんなある日…事件が起きた。
今日は天気が良かった為アパートの周りを散策していて帰ってきた頃には開人くんと会った。
「あ!お兄さん!」
『こんにちは、学校から帰ったのか?』
「うん!聞いて!今日はお父さんと遊ぶ日なんだ!」
『そっか。前にお父さんと遊んだのは確か結構前だったよね…。』
「やっと、お仕事が落ち着いたって言ってたから」
『そっか。楽しんで遊びなよ』
「うん!」
笑顔で答えた開人くんの頭をくしゃりと撫でた。
とても柔らかい髪質で撫でていて気持ちが良かった
僕も家の中に入り電気をつける。
お昼どきだからか電気をつけてと然程明るさは変わりはなかった。
さて、今日は何をしよう。
人見知りが激しいせいか仕事を見つけるにも一苦労
早くいい仕事が見つかれば良いけど…。
ハラリと耳に掛けていた一房の髪が落ちた。
この髪はいつになったら手放すことができるのだろうか。
下手したら母親がこの世を去るまで…かもしれない
そんな事はもう慣れてるし気にしないようにしている。
この後はお気に入りの本を読み漁った。
気付けば夜の9時頃だった。
_____
テスト終わりました。またボチボチと更新します!
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柊.(プロフ) - ルイさん» コメントありがとうございます。粘れば続けそうでしたけど長く続くと自分の気力が落ちちゃうので無理矢理終わらせちゃいました。笑私にとっては男主の方が何かと作りやすいですからね。恋愛もないし笑またの小説も頑張ります (2019年8月19日 23時) (レス) id: c4e754f3c1 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - でも、コナンくん達と出会って色々あり、やっとの事で家族全員ハッピーエンドを迎えたのを見て感動しました。欲を言えば、もう少しお話を見ていたかったですけど(笑)、んー、まあ…その、お疲れ様でした。これからも、面白い小説待ってます。笑 (2019年8月19日 23時) (レス) id: 1036fcd1e5 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 完結おめでとうございます。一時期、男主の作品にハマっていて偶然見つけたのがこの作品でした。不運な事故で妹をなくし、妹の代わりに女の子として育っていた主人公を見て可哀想だな、と思いました。 (2019年8月19日 23時) (レス) id: 1036fcd1e5 (このIDを非表示/違反報告)
柊.(プロフ) - 明里香さん» ご指摘ありがとうございます。久々に誤字りました(笑)また、誤字がありましたらよろしくお願いしますね(笑) (2019年8月15日 17時) (レス) id: c4e754f3c1 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 21話に誤字がありました。「マカでミンショー」ではなく、「マカデミーショー」です。 (2019年8月15日 16時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊. | 作成日時:2019年6月14日 19時