43話。 ページ44
sideA
A『あ、マキちゃん。土曜居ないからね。』
食器を洗ってるマキちゃんに話しかける。
猫谷｢あっそ。｣
猫谷(友達と遊ぶのかな。)
―土曜日―
A『よし。』
猫谷｢…誰とどこに行くの。｣
今更聞かれても…
A『友達とカフェ。』
猫谷(普段、化粧なんかしないくせに。男だ。中山くんはシフトだし。誰だよ…)
猫谷｢小綺麗にする友達って何なんだろうね。｣
失礼だね。
A『心配ならマキちゃん、駅まで送って。』
猫谷(ずる賢いのは昔から。)
猫谷｢はいはい。｣
来るんだ……
A『降りちゃダメ？』
猫谷｢ダメ。｣
なにゆえ。
猫谷(ムシが集る。こんな可愛いなら尚更。)
猫谷｢友達って高校の？｣
A『うん。』
猫谷｢友達居たんだ。｣
ホントに失礼だね。
シートベルトを外してケータイをいじる。
猫谷｢友達ってどんな人なの。｣
A『カッコよくて女の子にモテてる。』
猫谷(男確定!!)
猫谷｢友達なんだよね。｣
A『そうだよ？』
A『あ、居た。』
猫谷｢…｣
スナイパーのスコープ覗いてても可笑しくない顔してる。
A『おはー。』
｢おはー。｣
猫谷(声高い…)
A『言い忘れてたけど、女の子だよ。』
猫谷｢あっそ。さっさと降りてくれない？｣
さっきは降りちゃダメって言ったくせに。
A『夕方には帰るよ。』
猫谷｢どこ行くか知らないけど、迎えに行くから。｣
A『じゃあ、駅着いたら連絡する。』
猫谷｢ん。｣
わしゃわしゃと頭を撫でる。
マキちゃんを見送って振り返る。
A『行こっか。』
｢そうだね。｣
(あの人、牽制してるなぁ…)
side新田
猫谷｢てことだから、連絡来たら俺帰るわ。｣
だから遅かったのか。
新田｢化粧してる白銀ちゃんは可愛かったんですか？｣
猫谷｢天使かと思ったね。｣
可愛いんだろうなぁ。
猫谷｢新田くんでもダメだからね。｣
新田｢そもそも俺、JKより年上派なんで。｣
猫谷｢知ってるよ。だから許してるんでしょ。あと、俺も一般的なJKに興味無いわ。｣
新田｢はいはい。店長は白銀ちゃん一筋ですもんね。｣
猫谷｢化粧してる写真撮るの忘れた…俺としたことが…｣
面倒くさくなる。
中山(入るタイミングがわからん！)
新田｢入っちゃえ。｣
猫谷｢中山くん、Aの友達で男っぽい子知らない？｣
詮索し始めた！
中山｢宇佐美とか？｣
猫谷｢OK、ありがとう。｣
被害者が増えそうだ。
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栖夜(プロフ) - 結構前からみていましたが、やっとアカウント作ってコメント出来るようになりました！！とても楽しく見させて頂いてます！！これからも、更新、頑張ってください！応援してます！(*´ω｀*) (2019年6月17日 16時) (
レス) id: b2beda4449 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2019年1月31日 22時
