42話。 ページ43
Noside
猫谷真紀は幼馴染を溺愛している。
その寵愛を受けた白銀A。
何も疑わず、真っ白な彼女は知らない。
猫谷真紀には絶対と断言出来るほどのルールがある。
1.｢愛｣と呼べる全ての感情は純粋だろうが歪んでいようが白銀Aのもの。
2.白銀Aを傷つけた者・穢す者には厳重な粛清を。
3.白銀Aを�猗↓瓩�ら出さない事。
猫谷｢次、その汚ねえ面晒したら＊す。｣
返り血を水道水で洗い流す。
猫谷｢ただいま。｣
A『おかえり！遅かったね？雨降ってたの？』
猫谷｢まあね。風呂入る。｣
出迎えてくれた真っ白な彼女を穢れた手で触るのは御法度。
彼女は今日も知らない�爛侫雖瓩鬚垢襦�
A『わかった〜。』
A(鉄の匂い……)
愛してやまない彼女を守る為。
穢れた自分を洗い流す。
猫谷｢…引っ掻きやがって…｣
怪我は隠せない。
A『……』
猫谷｢なに？｣
A『どうしたの？』
猫谷｢撫でようとしたら野良猫に引っ掻かれただけだよ。｣
A(嘘ばっか。)
その言葉を飲み込んで、
A『身の危険を感じたんだ。』
知らない�爛侫雖瓩脳个Α�
猫谷｢…｣
彼の空気を感じた彼女は
A『お腹空いた！』
自然を装って仮面を被る。
猫谷｢はいはい。今作るから。｣
彼はその事に気づいてるのかは知らない。
A『ｽｩｰ……』
寝静まっている夜。
猫谷｢無駄な詮索はしない事。｣
彼女のサラサラな髪を撫でる。
猫谷｢俺の言う事を聞く事。｣
脱げかけた布団を定位置に戻す。
猫谷｢ちゃんと守る良い子。｣
またサラサラな髪を撫でる。
猫谷｢…おやすみ、また明日。｣
手の甲に口付けては部屋を出る。
A『そうしないと、マキちゃん壊れるじゃんか…』
空色の目は暗く濁る。
A『どんなマキちゃんでも変わらないのに、ね。』
そう言って大きなピンク色のクマのぬいぐるみを抱きしめる。
A『大丈夫、私はどんなマキちゃんでも大好きだから。』
ピンク色のクマの目を見て話す。
A『おやすみ、マキちゃん。』
クマに笑いかけて深い眠りにつく。
猫谷｢…俺も大好きだよ。｣
黒いメカメカしい物を耳から外す。
クマに埋め込んだモノは問題なく作動している。
いつバレたのかは知らない。
けど、彼女はそれでもクマに話す。
面と向かって話さない事をペラペラと話す。
深い眠りに誘われる。
起きれば真っ白な彼女が｢おはよう｣と言ってくれる。
それを心待ちにして。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
栖夜(プロフ) - 結構前からみていましたが、やっとアカウント作ってコメント出来るようになりました！！とても楽しく見させて頂いてます！！これからも、更新、頑張ってください！応援してます！(*´ω｀*) (2019年6月17日 16時) (
レス) id: b2beda4449 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ペテン師 | 作成日時：2019年1月31日 22時
