33話。 ページ34
side新田
白銀ちゃんを抱きしめたまま、鋭い目付きでケータイの画面を見つめる。
新田｢元カノさんっすか？｣
猫谷｢違うよ…｣
常にこの人のケータイには元カノからのメールや着信がある。
猫谷｢新田くんはさぁ……｣
？？
猫谷｢元カノが3人くらい居る飲み会にどう断る？｣
やだ、そんな地獄の飲み会。
新田｢いつもみたいに断ればいいんじゃ…｣
A『……マキちゃぁぁ……』
寝言かな。
優しく笑って優しくトントンと背中を叩く。
猫谷｢いつもみたいに断れれば良いんだけどさぁ…生憎、それで通用する奴じゃないんだよ…｣
新田｢主催誰っすか？｣
猫谷｢桑畑……｣
桑畑って人は要はパリピ学生抜けきれない人で
この人が苦手としてる人。
でも、一応の恩があるらしく断りきれないらしい。
新田｢白銀ちゃんも連れてってあまり遅いと高校生だしって帰れば…｣
猫谷｢そうしよ。｣
マジかよ。
猫谷｢あぁ…でもAの近くに野郎も女郎も居て欲しくない…から新田くんもおいで。｣
巻き込まれた。
A『……う？』
起きたっぽい。
猫谷｢起きた？足痺れたからさっさと降りて。｣
何故こんなにツンツンするんだろうか。
寝てる時とか見えない所ではあんなにデレデレしてるのに。
まあ、起きてても甘々なのは変わりないか。
A『いじわる〜…』
二度寝しようとする白銀ちゃんと、
猫谷｢退け。｣
猫谷(ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛!!もう本当に可愛い!!!!寝起き最高！)
内心デレデレの気持ち悪い店長。
猫谷｢土曜日、飲み会行くよ。｣
A『？？行ってらっしゃい。』
めっちゃ首傾げてる…
A『珍しいね、誰と行くの？マキちゃんって飲み会嫌いじゃん。お友達？新しい彼女さん？』
猫谷｢お前も行くんだよ。新田くんも。｣
マジか、決定か…
A『飲み会なんて初めて!!』
何も知らないって良いなぁ…
A『土曜日？』
猫谷｢そーだよ。｣
A『わかったー』
猫谷｢良いから風呂入ってきて。飯作るから。｣
新田｢桑畑先輩、俺、苦手なんすけど…｣
猫谷｢俺も苦手。あ、新田くん。朗報と悲報どっちから聞きたい派？｣
えー…ろくな事なさそう。
新田｢じゃあ悲報から…｣
猫谷｢君の元カノも居るっぽいよ。｣
俺行かなきゃダメかな。
新田｢朗報は…？｣
猫谷｢(相手が)死んでも角に座らせてもらうわ。｣
相手の人が可哀想だけどそうして貰えると助かる!!
猫谷｢…行きたくねー…｣
俺も行きたくないんだけど…
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栖夜(プロフ) - 結構前からみていましたが、やっとアカウント作ってコメント出来るようになりました！！とても楽しく見させて頂いてます！！これからも、更新、頑張ってください！応援してます！(*´ω｀*) (2019年6月17日 16時) (
レス) id: b2beda4449 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2019年1月31日 22時
