13話。 ページ14
sideA
A『マキちゃん。』
猫谷｢ん〜？｣
お腹痛い。
めっちゃ抱きしめられてるからね。
A『マキちゃん、あの人元カノさん？』
猫谷｢どうでもいいでしょ。｣
私にはどんな人とか聞いてきたのに。
どういう事だよ。
A『マキちゃんって付き合っても手とか繋がないんだね。』
ちょっと驚いて私を見る。
猫谷｢誰に聞いたの？｣
A『元カノさんとお姉ちゃんとの会話聞こえたの。』
聞いてないよ、聞こえただけ。
猫谷｢…好きでもない奴なんか手とか繋ぎたくないじゃん。｣
A『最初に断れば良いのに。』
不思議。
猫谷｢そうした方が勝手に離れてくれるから。｣
かわいそ。
A『私にはベッタリくっつくのにね。』
猫谷｢…お前は別。｣
なにゆえ。
耳を揉まれた。そして塞がれた。
猫谷｢…〜…｣
？？
A『マキちゃん、なんて言ったの？聞こえないよ？』
猫谷｢どうでもいいの。｣
なにそれ〜。
A『なんで〜』
教えてよー！
猫谷｢今日は面倒いから鍋にしよ。｣
A『すき焼きがいいー！』
猫谷｢お前も手伝うんだよ。｣
えー…
猫谷｢ネギ多めにしてもいいならテレビ見てて良いよ。｣
やりまーす。
side猫谷
月に何回かしか実家に行かない。
嫌いなあの家に行けば気持ちがリセットされるから。
行きたくないけど、
ずっと傍に居たらお前をいつか穢しそうで……
他の女と触れ合った身体でお前を間接的に穢したくない。
お前と一緒に居る事も嫌悪しそうで嫌だ。
だから女と触れ合わない。
距離は他人と同レベル。
なんで付き合うかって？
俺を取られたって顔するお前が可愛い。
けど、長くその女と居たらお前が俺を置いていくかもしれない。
知らない男にお前を触れられるなんて気が狂う。
A『マキちゃん、キノコだけ残して〜』
おかんか。
俺のクソ親じゃないけど。
猫谷｢じゃあネギ食べる？あーん。｣
A『や〜…』
といってしいたけを食べる。
猫谷｢お前、好き嫌いするからチビなんだよ。｣
A『嫌いなものそんなないよ！』
ムキになって…可愛い。
苦味が嫌いなとことか可愛い。
A『美味しくないもん』
猫谷｢1口食べてみ？｣
春菊を食べさせる。
A『ぁぁ…』
猫谷｢俺に寄越していいよ。｣
そしたら何故か口移ししてきた。
俺はこの日、死んだ。
A『ムッシュ、マキちゃんが死んじゃった。』
新田【よく落ち着いてられるね！？！？】
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栖夜(プロフ) - 結構前からみていましたが、やっとアカウント作ってコメント出来るようになりました！！とても楽しく見させて頂いてます！！これからも、更新、頑張ってください！応援してます！(*´ω｀*) (2019年6月17日 16時) (
レス) id: b2beda4449 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2019年1月31日 22時
