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私は、大学生になった。
今は、大学に入学してすぐの4月中旬
友達は……まだできてない。
どのサークルに入ろうかとか、まだそんなことを考えるレベルで、
何もかもが新しい世界に、飛び込んだ気分。
そんな今日、お昼過ぎ、
午前中でオリエンテーションが終わって、駅に向かおうとしているわけなんだけど、
「……んー、どこだろ」
大学って、広い。本当に。
これも経験かな、なんてポジティブに考えながら中庭をさまよった
しばらく歩いてもやっぱり中庭に戻ってくる
これ、迷っちゃったかな。
人に聞くのも、なんだか少し怖いし、どうしよう。
しばらく呆然と突っ立っていると、後ろから数人の人が歩いてくる気配がした
「お！」
後ろから声が聞こえて、なんだか嫌な予感がする
そしてその予感は、
「ねえそこの君！！そこの、女の子ー！」
当たる。
面倒くさいことに巻き込まれたくない。
そう思った私はその人たちのことを振り返るより前に、
聞こえないふりをして歩き出した
「いやいやいや、無視はあかんって」
声の人は諦めが悪いらしい
私の後を追いかけてきてる。気がする。
「その感じだと新入生やろ？」
その声の人の奥の方で、数人の男子学生が笑ってる声がする
なにこれ、なんか危ない気がする。
とにかく怖くなった私はまだ振り向かず、スピードを上げて歩いた
「……なあ待って？歩くのめっちゃ速ない……？」
今、そこじゃなくない？
声の人も歩くのを速くして必死についてくる。
「なあなあ、俺らダンスサークルなんやけど、新入生勧誘してて」
しつこい声の人は私の横に並んで歩き出した
顔を見たらなんとなく負けだ。
そう思ってひたすらに前を見続ける
「ほらほらダンス！ダンス興味ないすかー？」
……どうやったら私がダンス興味ありそうに見えたのかな。
「ダンスサークルはイケメンもいっぱいおるで〜？例えば……俺、とか？」
その一言で本当にイラっときて、
はっきり断ってやろう、そう思ってその人を見上げた
その瞬間、
「…………！」
目が合って思わず、息を飲む
その人は、
すごく、かっこよかった。
「なに、見惚れた？」
口角を上げて笑う長身のその人は、
「君さ、俺と仲良くしない？」
私に、ささやいた。
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zzz(プロフ) - ここまでイッキ見してしまいました。廉先輩の様な厳しくも温かい優しさに触れあえて主人公ちゃんは幸せだよね…。どうか、みんなにとって最高な結末が待っています様に。 (2020年10月14日 19時) (
レス) id: f02299600f (このIDを非表示/違反報告)
バカさん(プロフ) - 詩愛さん» 待つだけで涙出てきます (2019年12月23日 21時) (レス) id: dcf79e1d34 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - バカさんさん» ありがとうございます！そんな風に言って頂けてとても嬉しいです…まだまだ泣ける展開がありそうですが、最後までよろしくお願いします^^！ (2019年12月23日 21時) (レス) id: 00cf9e51b5 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - みるちゃ。さん» いつもありがとうございます！好きだと言っていただけて本当に嬉しいです…これからも素敵なストーリーをお届けしますので、最後までよろしくお願いします^^ (2019年12月23日 21時) (レス) id: 00cf9e51b5 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - みるちゃ。さん» いつもありがとうございます！好きだと言っていただけて本当に嬉しいです…これからも素敵なストーリーをお届けしますので、最後までよろしくお願いします^^ (2019年12月23日 21時) (レス) id: 00cf9e51b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2019年11月18日 19時
