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そして試験期間が無事に終わって、部活がまた再開する
結局私たちの写真部には、新入生がひとりも入ってこなかった
1週間、いや数週間、私たちは待ってみたけど、
あまりに人が来ないから、諦めるしかなさそう。そんな空気になっていた
それでも、季節は巡る。
私たちは、不透明な気持ちを抱えたまま、2年生の1学期を終えようとしていた
紫耀くんの、あの日の、“応援しなくていいよ”
その言葉は、私の心にもやもやと大きな雲を作る
はなみちゃんより大切にしたい子ができた、って
図々しいけど、それが私ならいいのに。なんて、
そんなことを、思ってしまった。
そして夏休みが迫ってきたある日の放課後
私は廉といつものように今日の教室の前に着く
「失礼しま〜す」
明るい廉のあとに続いて中に入ると、先輩たちが卒業しただけなのに、かなり人が少ないように見えた
もうそろそろ2学期なのに、やっぱりこの環境の変化にはなかなか慣れない
「あ、Aちゃん！廉くん！」
「ふたりともおつかれ〜」
「はなみちゃん、紫耀くん、おつかれさま」
「相変わらずそっちのクラスは終わんの早いな」
教室の奥の方にいるふたりのところに向かって、
廉と私は近くの椅子に座った
近頃の私たちは、前ほど険悪ではない。
少なくとも私は、そう思っている。
ただたまに、廉が紫耀くんに鋭い視線を向けることがあって、
それがなんだか悲しかったり、するけれど。
しばらくみんなで話をしていると、私のケータイが震える
それはお母さんからの連絡で、今日は早く帰ってこい、と。
ちょっと考えるけど、今日は寄り道をする予定もないし、約束もない。
お母さんに、わかった、と短く返事を打った
紫耀くんと話せる帰り道を大切に、できることならゆっくり、
心に刻むように過ごしたかったなぁ、なんて、
お母さんにメッセージを送信してから思う
そういえば紫耀くんは、私と帰る時間を、
どんな気持ちで、過ごしてるのかな。
ふとそんなことが気になって、ケータイから顔を上げるとそのまま、君の目を見た
その瞬間、ぶつかる視線
私の知っている君は、はなみちゃんしか見えていなかった。はずだったのに。
大切な子がいる、なんて、どうして私に伝えたんだろうか。
紫耀くん、私は、
期待、しちゃうよ。
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詩愛(プロフ) - kaiさん» わ〜嬉しいですありがとうございますT_T 引き続きよろしくお願いいたしますね^^ (2020年6月14日 21時) (
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詩愛(プロフ) - かなこさん» こちらこそありがとうございます！引き続きよろしくお願いいたします、頑張りますね！^^ (2020年6月14日 21時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - さくらえびさん» いつもありがとうございます！嬉しいです……引き続きよろしくお願いいたします^^ (2020年6月14日 21時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - はるさん» かわいいですか！よかった！ありがとうございます、引き続きよろしくお願いいたします^^ (2020年6月14日 21時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 夜木さん» こちらこそありがとうございます！！引き続きよろしくお願いいたします！^^ (2020年6月14日 21時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年5月29日 20時
