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紫耀と一緒に教室に入る
「あれ、今日珍しいな。平野とAちゃんが一緒だ」
「あー、はい」
「永瀬がひとりで来たから、Aちゃんが休みなのかと思ったよ」
紫耀がなぜか少し緊張気味に、先輩たちにぎこちなく笑いかける
なんだその顔、って先輩たちは笑ってたけど。
教室の奥には、はなみちゃんと廉の姿
「あ、ふたりともおつかれさま！」
「はなみちゃんもおつかれさま、」
近寄ってくる私と紫耀を見て、
廉もはなみちゃんも、なぜだか少しすっきりしたような顔をしていた
「あ、そうそう、聴いてよAちゃん！今日授業中にね、」
突然話し出すその子
なんだか変な空気になることが多かった、ここ最近の私たち。
だけど今日は、
嵐が過ぎた後のように、穏やかで、
優しい雰囲気が、私たちを包んでいた。
何かが変わりそう。そんな風に感じていた私の勘は、
少しだけ、合っていたのかもしれない。
「下校時間だよ〜」
部長さんが今日も、1日の終わりを告げる
4人で並んで歩く廊下が、いつもの何倍も柔らかい雰囲気で、
なんだかちょっと、この空気が懐かしかった。
「じゃあまた明日ね」
「またなー」
今日も、君とふたりきりの帰り道が、始まる
歩き始めてすぐ、紫耀が、うわ、と声をあげた
「見て。久しぶりに空、超綺麗だよ」
「あ、ほんとだ」
見上げると、いつか君と見た綺麗な空を思い出す
「………なんか久しぶりだね。こうやってふたりで空見るの」
「………そうだね。紫耀、動画撮る？」
「え、テレパシー？？」
違うよ、って笑いながら君にケータイを渡した
だって、紫耀は空の動画撮るの好きでしょ。
「今日も空が綺麗だよ！となりにはAがいます」
動画を回しながら、そんな風に言う君
“となりにいる”
そんな幸せな表現があるだろうか。
「いつも貸してくれてありがと」
私のところに戻ってきたケータイ
「どういたしまして」
すると紫耀が少しだけ、また目線を泳がせて、
「ねえ、まだ見てないの？」
私に、そんな質問をした。
見てない？
「………何を？」
何のことだか何もわからなくて、思わず聞き返すと、
「………えー、まじか、」
少し焦ったように、紫耀が頭をかいた。
何の、話だろう。
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詩愛(プロフ) - kaiさん» わ〜嬉しいですありがとうございますT_T 引き続きよろしくお願いいたしますね^^ (2020年6月14日 21時) (
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詩愛(プロフ) - かなこさん» こちらこそありがとうございます！引き続きよろしくお願いいたします、頑張りますね！^^ (2020年6月14日 21時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - さくらえびさん» いつもありがとうございます！嬉しいです……引き続きよろしくお願いいたします^^ (2020年6月14日 21時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - はるさん» かわいいですか！よかった！ありがとうございます、引き続きよろしくお願いいたします^^ (2020年6月14日 21時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 夜木さん» こちらこそありがとうございます！！引き続きよろしくお願いいたします！^^ (2020年6月14日 21時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年5月29日 20時
