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紫耀くんは本当にわかりやすくて、
愛おしそうな表情で、ただただはなみちゃんを見つめる
今日きっと、君はとっても幸せなんだろう。
その口角と目尻から溢れ出る感情が、隠し切れていない
すると突然、永瀬くんの手が伸びてきて、
私の目の前をひらひらと動いた
「おーい。花火見ないで何見とるん………あ、」
その時、永瀬くんが私の視線の先に気がつく
彼は、はあ、とため息をついてから、
「おい紫耀。お前それどんな顔やねん」
反対側に座る紫耀くんに、迷いもなく声をかけた
その言葉に、はなみちゃんも紫耀くんを見る
突然彼女と目が合った君は、とても慌てて、
「えっ？何が？」
と、目を大きくしてとぼけた
はなみちゃんは、まさか見られていたとは思っていないみたいに、首を傾げる
「紫耀、どんな顔してたの？」
「わかんないよ俺。なんのこと？」
「ほんまにどいつもこいつも。わかりやすすぎるやろ、」
そんな永瀬くんの独り言は、きっと私にしか聞こえていなかったと思う
しばらく4人で空を眺めていると、
「……あーーーっ！」
紫耀くんが突然、声をあげた
「なに？紫耀」
「まあまあ声でかいんやけど」
「いやっ、動画撮ってない！今日一本も！」
紫耀くんは慌ててケータイを取り出す
「あー、動画な？」
「びっくりしたよ、もう〜」
はなみちゃんが笑って、紫耀くんの肩を叩いた
「………紫耀くん、動画撮るの好きだよね、」
会話に入りたくて、私からもそんな風に声をかけると、
君は、ふふっと笑って
「こういう思い出って、絶対残しといたほうがいいと思うんだよね〜俺は」
動画を、回し始めた
「花火大会〜！超綺麗だよ〜〜」
空に広がる一面の花火を、ゆっくりと画面に写していく紫耀くん
その様子がなんだか可愛くて、私たち3人は笑顔になる
「はなみ！こっち見てよ」
「もう、紫耀近いって笑」
「ごめんごめん笑」
紫耀くんは、となりのあの子を楽しそうに録り始めて、
また私は、心の奥が痛くなる
「…………A、」
突然聴こえた、永瀬くんの声
振り向けば彼は、空を見上げていた
「ほら花火。めっちゃ綺麗やで？」
花火に照らされたその横顔は、
また私を、救ってくれる。
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詩愛(プロフ) - zzzさん» いつもありがとうございます！ドキドキしてくださっていますか、よかったですT_T 続きもぜひ読みにいらしてくださいね！お待ちしております^^ (2020年5月29日 20時) (
レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - kaiさん» いつもありがとうございます！日課だなんて嬉しいです……精一杯頑張って書きますね！続きもぜひ読みにいらしてください！^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 涼杜兄妹さん» ありがとうございますT_T 引き続き皆さんのコメントを糧に頑張ります！ぜひ続きも読みにいらしてくださいね！よろしくお願いいたします^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 夜木さん» いつもありがとうございます！嬉しいです……これからも精一杯頑張りますので、続きもぜひ読みにいらしてくださいね！またよろしくお願いいたします^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - まいさん» 毎日おつかれさまですT_T 少しでもお仕事の疲れがとれるように、私も頑張って更新しますね！続きもぜひ読みにいらしてください！よろしくお願いいたします！^^ (2020年5月29日 20時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年5月4日 19時
