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・
「ねえ、どこまで行くの？」
「ないしょー」
そのあと、私たちは電車をどんどん乗り継いで、私の土地勘がまったくないところまで来てしまっている気がする
永瀬の足は止まることなく、どんどん進んでいく
「はい、降りるで」
ある駅で降りた私たちだけど……
「……どこ、ここ」
確実に、全然知らないところに来てしまったようだ。
「え〜っと？こっち？かな？多分こっちやな」
今度はケータイの地図を見ながら、なんとも不安な言葉を発して、歩き始めた永瀬
「……」
だんだんと不安になってきて、言葉も出ない
「あ〜おっけおっけ。着くわ、こっち」
そう言って地図をしまった君に、あと少しだけ、付き合ってあげよう。
・
しばらく歩いた
駅から遠くなってきて、いよいよどこに行くのかわからない
キョロキョロしながら歩いていたから
「…わっ！ごめん！」
突然止まった君の背中に思いっきりぶつかってしまう
すると永瀬はくるりと振り向いて、
満面の笑みだ…
「着いたで！」
永瀬の指差した方にあったものは…
「……神社……？」
正真正銘の、神社だ。
「え、なんで、ここ？」
間違いじゃないかと、聞いてみても、
「はあ〜やっと着いたわ〜」
と、いそいそと中に入っていってしまう
「ねえねえ、ここ、なに？」
少し不安に思いながら、私も中に入る
「ここな、勉強の神さまがおんねん」
「……え？」
言葉の意味を理解するのに、少し時間がかかった
「これからも、俺らの勉強がうまくいくように〜って思って。」
私のびっくりした顔とは裏腹に、君はとても嬉しそうだった
「ずっと2人で来たかったんやで〜。うれしいなぁ」
……もうちょっと、なんかこう…
ロマンチックなところにでも連れて行かれるのかと思っていた。
なんだか少し、独特で。
でも、君が私と来たい場所があるというだけで、もう充分嬉しくて、楽しくて。
2人で並んでお参りをする。
"永瀬の進む道が、素敵でありますように"
あれ、なんかちょっと勉強の神さまにお願いすることじゃなかったかな…
隣で君は、すぅと息を吐いて、合わせていた手を離した後、閉じていた目を開けた
「……これで俺ら、どんどん頭良くなるで」
真剣な顔で真面目すぎることを言うから、
「笑うな！」
思わず笑ってしまった。
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詩愛(プロフ) - ぴーさん» こんばんは！ありがとうございます…！頑張ります！引き続きよろしくお願いします。 (2019年2月4日 22時) (
レス) id: 00cf9e51b5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴー - とてもおもしろいです。更新楽しみにしています！！これからも頑張ってください！！ (2019年2月3日 19時) (レス) id: b972a36c14 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 夕美さん» こんばんは、ご指摘ありがとうございます。外していたつもりだったのですがうまくできていなかったみたいです…。失礼しました。 (2019年1月25日 23時) (レス) id: 00cf9e51b5 (このIDを非表示/違反報告)
夕美 - オリジナルフラグちゃんと外して下さい、違反です。ルールくらい確認しましょう。 (2019年1月25日 23時) (レス) id: b6266b0de2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2019年1月25日 23時
