36 ページ36
・
私の2回目の受験が終わった。
そんな少し緊張感の解けた登校日の放課後、
「とりあえず、おつかれさんやな〜」
ガタンゴトンと、私たちを家へと運ぶ電車の中
私は久しぶりに、肩の力を抜いて、永瀬の隣に座っていた
「受かってるといいな」
「…せやな」
絶対に受かる、なんてそんな無責任なことを言わない永瀬は、相変わらず魅力的で
「クラスの子たち、もう結構大学決まったのかな」
「どうやろな、じんは受かってたはず」
「神宮寺くん、よかったね」
「…おん」
少しだけ、空いた間が気になった。
しばらく、2人とも無言になって、移り変わる景色を眺めた
あともう少しで、こんな毎日も終わってしまって、
永瀬とも、毎日会えなくなるの、かな
そう思うと急に切なくて、横にいる永瀬の顔を見たくなって、顔を向ける
永瀬も、私を見ていた。
窓から夕陽が差し込んで、君の目がきらきらしてる
「…なに見とるん？」
フッと柔らかく微笑んでそういう君が、たまらなく大好きで
「永瀬こそ」
そんな可愛くないセリフを言う私に、微笑みかけたままの君
「…あのさ、嫌やったらええんやけど、」
「うん、なに？」
「結果出る前やけど、ちょっと遊びに行かん？」
今、君の耳が赤いのは、いつかと違って、夕陽のせいでもなんでもない
「地元とか、学校とかでしか会ってないもんね、私たち」
「どっかAが行きたいとこ、行こうや」
「行きたいとこ…」
永瀬と、一緒に行きたいとこ
「本当にどこでもいい？」
「ええよ」
また私に笑いかける君、
「それなら、私は___________
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 539人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「King&Prince」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
詩愛(プロフ) - ぴーさん» こんばんは！ありがとうございます…！頑張ります！引き続きよろしくお願いします。 (2019年2月4日 22時) (
レス) id: 00cf9e51b5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴー - とてもおもしろいです。更新楽しみにしています！！これからも頑張ってください！！ (2019年2月3日 19時) (レス) id: b972a36c14 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 夕美さん» こんばんは、ご指摘ありがとうございます。外していたつもりだったのですがうまくできていなかったみたいです…。失礼しました。 (2019年1月25日 23時) (レス) id: 00cf9e51b5 (このIDを非表示/違反報告)
夕美 - オリジナルフラグちゃんと外して下さい、違反です。ルールくらい確認しましょう。 (2019年1月25日 23時) (レス) id: b6266b0de2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：詩愛
| 作成日時：2019年1月25日 23時
