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そしてあっという間に訪れる、私の試験日、前日。
もうここまできてしまったから、やるしかない
永瀬は無事にこの前の受験を終えて、今は少しのんびりしているみたい。
ご飯を食べる前に、少しケータイを確認する
「え…？」
30分前に、永瀬から連絡が来ていた
"今、出てこれる？"
急いで玄関に向かってドアを開けると、
「…来んの遅すぎ」
そこに立っているのは間違いなく永瀬で。
「不安やろな〜と思って」
いつから居たんだろう、その身体は寒そうに震えていた
「俺ん時は電話やったやん、直接の方がもっとええ気がしたんよ」
ああ、やっぱりかっこいい
「永瀬、ありがとう」
「こんくらい当たり前やって！俺が何のためにAの家聞いたと思ってるん？」
「だって、成績自慢するためって…」
「あほ、あの状況で"いつでも励ましに行けるように"なんて言ったらかっこよすぎるやん」
「なにその理由！」
真顔でそんなこと言うから、笑ってしまう
「そうそう、もっと笑って、リラックスリラックス」
ほんとうにどこまでも余裕そうだ、君は。
私は君みたいに、うまくやれるかな。
「試験何時に終わるん？」
「ええと、5時くらい」
ふ〜んと少し考えてから、
「終わる頃迎え行く」
なんて、嬉しいけどすごくびっくりした
「あ、いや、俺終わった時1人で帰んの結構寂しかってん。だからAもそうなってしまったら嫌やな〜と思って」
ねえ、ただのライバルにここまでする？
「…迎え行かない方がいい？」
「ううん、そんなことない…！むしろ…来てくれたら嬉しいよ」
素直な私の気持ちに、そっか、と嬉しそうに頷く君
「そんなら、明日俺と笑顔で会おうな」
「うん、ありがとう。本当に」
私がそういうと、君は少し空を仰いでから
私の頭に、その手を乗せて、優しくぽんぽんと叩いた
「諦めんな、信じてるで」
頭に手を置いたまま、私と目線を合わせるために少しかがんだ君が、本当に好きで。好きで。
「んじゃ、明日な！」
何度も振り返りながら、ゆっくり消えた、その姿
がんばれ、私。
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詩愛(プロフ) - ぴーさん» こんばんは！ありがとうございます…！頑張ります！引き続きよろしくお願いします。 (2019年2月4日 22時) (
レス) id: 00cf9e51b5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴー - とてもおもしろいです。更新楽しみにしています！！これからも頑張ってください！！ (2019年2月3日 19時) (レス) id: b972a36c14 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 夕美さん» こんばんは、ご指摘ありがとうございます。外していたつもりだったのですがうまくできていなかったみたいです…。失礼しました。 (2019年1月25日 23時) (レス) id: 00cf9e51b5 (このIDを非表示/違反報告)
夕美 - オリジナルフラグちゃんと外して下さい、違反です。ルールくらい確認しましょう。 (2019年1月25日 23時) (レス) id: b6266b0de2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2019年1月25日 23時
