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まだ、かな。
永瀬の受験の結果が出る時間、私はケータイを握りしめて待っていた
一番に報告する、君がそう、昨日言っていたから
もしかしたら、だめだった…？
そういう時って、どう励ましたらいいんだろう
プルルルル…
途端にケータイが手の中で震え出して、心臓が飛び出そうになる
もちろん、永瀬から。
「もしもし」
「あ、Aっ…？」
その声は明らかに震えていて、思わずごくりと唾を飲み込んだ
「俺、受かった…」
その言葉を聞いて、どっと安心感が襲って、私はその場に力なくしゃがみこんだ
こんなにも嬉しいのは、大切な君だから。
「永瀬、おめでとう、頑張ったね…」
「A、ありがとなっ、ほんまにっ…」
私は何もしてないよ、頑張ったのは永瀬だよ
本当に頑張ったね、おつかれさま
言いたいことはいっぱいあるのに、1つも口から出てこなくて、ただただ、
「本当によかった…」
それしか言えなかった。
私も受かりたい、最後かもしれないこの勝負に勝ちたい。
強い思いが駆け巡って、思わず手を握りしめる
もう信じるしか、できないけれど。
しばらく私たちは、無言で電話を繋いでいた
たまにお互い、はぁっとため息をつくだけの奇妙で、だけど心地良い、そんな時間
永瀬は落ち着いたのか、ぽつりと話し出した
「…あとはAやな」
「うん、」
「そっちの結果出たら、会おう」
君はいつもこうやって、何かが終わると私にご褒美をくれるよね。
「うん、そうしよう」
それが私にとってどんなに嬉しいことなのか、君が知る日は来るのかな。
「いっぱい会って、いっぱい話そう」
「おん、楽しみにしてんで」
永瀬の声はもうすっかり落ち着いている
「また連絡して」
「わかった。本当に今日はおめでとう！」
「ありがとな！」
切れた電話と、静かになった私の部屋は、私の緊張をあおるのにはぴったりすぎる条件だった。
笑って、君に報告したい、ただそれだけを願った。
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詩愛(プロフ) - ぴーさん» こんばんは！ありがとうございます…！頑張ります！引き続きよろしくお願いします。 (2019年2月4日 22時) (
レス) id: 00cf9e51b5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴー - とてもおもしろいです。更新楽しみにしています！！これからも頑張ってください！！ (2019年2月3日 19時) (レス) id: b972a36c14 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 夕美さん» こんばんは、ご指摘ありがとうございます。外していたつもりだったのですがうまくできていなかったみたいです…。失礼しました。 (2019年1月25日 23時) (レス) id: 00cf9e51b5 (このIDを非表示/違反報告)
夕美 - オリジナルフラグちゃんと外して下さい、違反です。ルールくらい確認しましょう。 (2019年1月25日 23時) (レス) id: b6266b0de2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2019年1月25日 23時
