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私はその後、ライバルの永瀬がいるおかげで少しずつやる気が戻ってきた。
2度目の面談が迫ってきた、ある放課後
「…ん〜」
私たちは図書室で一緒に勉強していた。
数ヶ月前に遠くから見た、勉強に集中している綺麗な横顔が、今、真横にある
それだけでなぜか、嬉しくて。
うなりながら問題を解く横顔を見ていたら、
「集中しいや〜」
フッと笑って手元を見たまま、私に注意してくる永瀬。
「はあい」
「なんやそのやる気ない返事は」
永瀬は顔を上げて私を見ると、
「はあ、しゃーなし、ちょっと休憩しよ」
そう言ってペンを置いて、私に向き直った。
「んで？勉強、頑張れそうになったん？」
「うん、少しずつだけどね」
「誰のおかげやろな〜？」
「ふふ、永瀬ありがとう」
「どーいたしまして、まあ、俺のためでもあったし？」
ライバルいないとつまんないやろ、って、すました顔で言うんだから。
「…でもね、志望校はまだ考え中」
正直な気持ちだった。
「難しい受験になりそうだし…そ、それと！」
永瀬は黙って私を見つめて、次の言葉を待っていた
言ったら永瀬、困るかな、
そう思っていて、ずっと言えなかった気持ちがある。
それは、
「A大学のままにして…な、永瀬と同じ大学に行きたい気も、して…」
君ともっと一緒に居たい、私の気持ちだった。
永瀬は驚いたみたいで、少し目を見開いて、
だけどその直後にまた、余裕そうに。だけど照れたように笑った
「なんやねん、それ」
そう言ったあとに、私の方に少し身を乗り出して、
そして、何か言おうと、したんだと思う
でも、その言葉は発されることはなく、いや、と首を振ったあと、君は背もたれに寄りかかって別の言葉を私に言った
「志望校、決めるのは長谷やから、俺は何も言えへんけど、自分にだけは、負けんなよ」
「……うん、わかった」
ねえあの時、何を言おうとしたの？
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詩愛(プロフ) - ぴーさん» こんばんは！ありがとうございます…！頑張ります！引き続きよろしくお願いします。 (2019年2月4日 22時) (
レス) id: 00cf9e51b5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴー - とてもおもしろいです。更新楽しみにしています！！これからも頑張ってください！！ (2019年2月3日 19時) (レス) id: b972a36c14 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 夕美さん» こんばんは、ご指摘ありがとうございます。外していたつもりだったのですがうまくできていなかったみたいです…。失礼しました。 (2019年1月25日 23時) (レス) id: 00cf9e51b5 (このIDを非表示/違反報告)
夕美 - オリジナルフラグちゃんと外して下さい、違反です。ルールくらい確認しましょう。 (2019年1月25日 23時) (レス) id: b6266b0de2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2019年1月25日 23時
