信じてもいいですか。《黒》 (ページ19)

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深澤side

深「はいはい良い子はこっち行きましょーね」

Aをお姫様抱っこしてベッドまで運んだ

いや、ほんとはソファーでやってしまおうと思ったけどさすがに可哀想だなって

なんでいつもは短いズボン履いてんのに今日に限って履いてねぇんだよ

まぁそのいつもは自分の家から自分の服持ってきてるからだからなんだろうけど

いやー、ほんとにこれは誘ってるよね

自分では太いって言ってた脚だけど全然太くないしむしろ俺はこのぐらいの脚が好き

『ねー重いから降ろして。』

少し拗ねながら俺の腕の中で呟くA。

深「重いの欠片もないんで降ろしません。」

「はい、ベッドに到着」

ベッドに到着するなり優しくAを降ろした

ベッドの上にいるAは上目遣いして来て

ほんとにやんの、？

なんて聞いてくる

深「誘ったのはお前だろ？」

「俺しか考えられなくしてやるから」

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『っ、たつ…』

深「はっ、」

普段俺の事『ふっか』としか呼ばないのに、俺の中にいる時は『たつ』呼びしてくるからほんとに心臓に悪い

Aの事だから狙ってるわけじゃないんだよな

それが余計に来るというか、

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終わって少し処理してたらクタクタになったのかAはもう寝てた

頬に1粒の光を灯しながら

深「ごめんな、目黒じゃなくて」

正直、Aの頭の中を俺しか考えられなくめちゃくちゃにしてやりたいのに目黒が手強すぎる

阿部ちゃん経由でAのこと知った2年前

一目惚れだったよ

でも俺が好きになった時にはもうお前には好きな人がいた

俺はただの友達っていう関係が嫌だったら少しでも近い関係になろうと思った

だから体の関係になっちゃったんだよな、まぁ俺が無理やりそういう関係にさせちゃったんだけど

初めてした日も目黒のことで泣いてたよな

どんなに頑張ってもAの中は目黒しか居ないんだ。

ピロリンとAの携帯が光った

画面を見てみると案の定目黒からの大量の通知

やっぱりこいつにか叶わないんかな

奪ってやりたいけどさすがに好きな人の幸せを奪うことはしたくないよ。

はぁー、今日でこの関係も終わりかな。

深「A、ずっとお前のことが好きだったよ。」

そっと彼女にキスをして、自分も眠りについた

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