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「………」
モラクス「っ！」
彼女は俺に近づくと俺の膝の上に座り抱きついてきた
彼女なりの全力で、されど俺にとっても可愛らしい程度の力の腕力
本当に全てが愛おしかった
彼女の行動に拒む理由もなく、俺は手を彼女の腰に回し受け入れる
モラクス「どうした、何かあったのか？」
「うん、………たくさんの事が起きちゃった…」
モラクス「……」
彼女を抱きしめる手に力が入る
今回の魔人戦争、彼女は壮絶に心を痛めている
この世の全ては彼女の愛するもの
その愛するものが去れば心を痛めるのは当然だ
モラクス「………」
「っ……」
彼女に鎖骨にそっとキスを落とす
少し震える彼女は愛らしかった
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作者名：紫杏 | 作成日時：2024年1月9日 1時
