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Noside
｢んで、どうしたの？まぁ、ゆうくんが聞きたいことなんて、ひとつしかないと思うけどねぇ｣
放課後、遊木と瀬名の2人が夢ノ咲学院近くの海の側のベンチで話していた。
｢Aちゃんの様子がおかしいの、泉さんも気がついてますよね？｣
｢………｣
無言は肯定と捉える。
｢Aちゃん、今家にいないんですよ｣
瀬名は目を見開いた。
｢なにか知ってることとかありませんか？｣
遊木は瀬名に問う。
｢……ちょっときつい態度とっちゃったかなぁ｣
その返答に今度は遊木が目を見開く。
｢な、なんで、泉さんはAちゃんのこと………｣
｢好きだよ｣
はっきりとした声だった。
｢だからこそ、なんだよ｣
そう言った表情は辛そうな、寂しそうな表情だった。
｢っ！…Aちゃんは！泉さんのことっ！…………｣
そこまで言って遊木は言うのをやめる。
｢Aちゃんは、僕の妹です。大切な、たったひとりの。｣
｢いくら泉さんでも、Aちゃんを傷つけたら……許しませんから｣
そう言った遊木の声は、普段よりも随分と低い声だった。
そう言うと遊木はベンチから立ち上がり、遠ざかっていった。
*
瀬名は海を見ていた。
浜辺は”あの時”のように相変わらずゴミがたくさん落ちている。
でも、そんなことはどうでも良くなるくらい綺麗な海だった。
そんな綺麗な海に、夕日が沈もうとしていた。
｢そんなこと、とっくに分かってるよ｣
残された瀬名の呟きは、今までにないくらい悲痛な声だった。
.
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きさら(プロフ) - 河田結奈さん» ありがとうございます！GWの宿題終わらせましたよ！ご希望にお答えして更新してきます！(ちょろい) (2018年5月7日 18時) (
レス) id: bfa2e53ce4 (このIDを非表示/違反報告)
河田結奈(プロフ) - 相変わらず面白いです！更新待ってますね。宿題頑張ってください。あたしもやらないと、、、(泣) (2018年5月5日 22時) (レス) id: 7637638998 (このIDを非表示/違反報告)
きさら(プロフ) - むーんさん» コメントありがとうございます！やっぱりこの時期はイベントが盛りだくさんですよね……更新頻度は減りますが待っていてくれるというコメントは本当に有難いです。 (2018年5月5日 11時) (レス) id: bfa2e53ce4 (このIDを非表示/違反報告)
むーん - 私も音楽系の部活をやってます！確かにこの時期はめちゃくちゃ忙しいですよね…。ゆっくり更新でも大丈夫です！いつまでも待てますから！ (2018年5月4日 6時) (レス) id: a7bd376b17 (このIDを非表示/違反報告)
きさら(プロフ) - 妖夢さん» ありがとうございます！レス遅くてすみません！占ツクに浮上できる時間が全然なくて……学生同士頑張りましょう！ (2018年5月3日 11時) (レス) id: bfa2e53ce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きさら | 作成日時：2018年3月31日 13時
