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亜嵐side
「ごほっ、、ごほっ、、」
あれからこんな生活が続いて最近は喉に詰まるような咳が出る
風邪でもひいたか、、
AKIRA「おい、大丈夫か？」
「あっ、すみません、、ごほっ、大丈夫ですっ」
喋る度に咳が邪魔して上手く言えない
AKIRA「熱は？測った？」
「いえ、ごほっ、ごほっ、まだですっ」
AKIRAさんに測れと言われ測ったけど至って平熱
熱がないのに咳だけって一番辛いやつだ
AKIRA「お前、もう帰れ」
「へ？」
急にそんなこと言われるから間抜けな声出しちゃったよ
AKIRA「最近、働き詰めだったんだろ？今日は帰ってゆっくり休めよ。あとは俺がなんとかするから」
「すみません、お言葉に甘えさせてもらいます、、ごほっ、ごほっ、」
本当は帰るつもりなんてなかったけど体がちょっと怠いし明日もあるから、、、ね
「ただいまぁ」
龍「おかえり！今日は随分と帰りがはやいな」
"おかえり"そう言われたのはいつぶりだろうか
このたった4文字に俺は救われたんだ
「あのっ、ちょっと、、ごほっ、調子、悪くてっ、」
龍「咳、酷いな。気づかんくてごめんな」
りゅと兄はいつも自分を責める言い方をする
今回は気づかなくて当然なのに
龍「今日はもう寝とき、家事とか俺やるから心配せんといてな」
久しぶりにゆっくり寝れる
そう思ってたけど考え事ばっかりしちゃって全く寝れなかった
今日の俺は甘え過ぎだとか
迷惑かけちゃってるなとか
次々と出てくる
それのせいか咳は良くなるどころか酷くなる一方だった
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作者名：マメゴン | 作成日時：2020年5月25日 20時
