story248 ページ12
ガタガタと体を震わせ浅い呼吸を繰り返し必死に肺に酸素を送り込むペローナを前にくまは一言も喋らなかった口を開く
｢モリアの部下か？｣
｢！！モリア様…いや、ゲッコー・モリアとはもう関係ねぇ！！
私は今この島から…逃げ出すところで…｣
尻もちを着いた体勢から恐怖からなのか動けないペローナは必死にモリアとの関係性を否定する
｢旅行するならどこに行きたい？｣
｢え〜〜！？世間話！！？｣
くまの背後から10mもない距離にいるゾンビ達はくまの気の抜けるような質問に思わずツッコむ
ペローナはくまの質問に一瞬脳内が真っ白になるがすぐ脳内はくまの質問に対する答えが浮かんできた
｢やっぱりバカンスなら…暗くて…湿ってて…怨念渦巻く古城のほとりで呪いの唄でも歌って過ごしたい｣
｢答えたー！！！｣
頬に手を当て瞳を閉じうっとりした表情で夢のバカンス地を想像するペローナにゾンビ達はまたもツッコんだ
『旅行…ね？二度と帰れないかもしれない旅行なんて俺は嫌だけどね』
｢え？ディユ、それってどういう…｣
一人称変え少し声を低くしつぶやくような声量で言葉を零しながらも目線はなおくまにあるAにナミは問いかけるがペローナの声にかき消された
｢はっ！ペースに乗せられた！
てめぇの影も余程強ぇんだろうな！！
お前を仕留めて最後にモリア様への置き土産にしていこう
ネガティブゴースト！！
そして！！特ホロ！！｣
ペローナの技の中でいちばん強いと言われる彼女の最強コンボ
だが相手は七武海、くまは革手袋を外しペローナに触れた
ペローナはその場からいなくなった
彼女がいたはずの場所を見て皆目が点になる
そしてゾンビ達は我らのプリンセスが消えたと騒ぎ、くまに近寄るが今のペローナの消され方を見て恐怖を抱いたのか走って逃げた
｢ディユ、あの子はどこに行ったの…｣
『…言ってただろ“旅行するならどこに行きたい？”って…彼女は旅行に行ったんだよ』
ペローナが突然消えたことに状況が飲み込めていないナミはAのマントを少し握った
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リリア(プロフ) - ☆TRICK☆さん» ありがとうございます！これからも頑張ります！！（窓辺の席の私） (2020年7月2日 19時) (
レス) id: a1c1a0f2f0 (このIDを非表示/違反報告)
☆TRICK☆(プロフ) - こんにちは、更新頑張ってください！応援してます!!（隣席より） (2020年7月2日 18時) (レス) id: 75a0db6355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サン・D・リリア | 作成日時：2020年5月29日 8時
