story249 ページ13
｢泥棒猫だな…麦わらの仲間……｣
くまはギロっとナミ達の方を見る
ナミの心臓は嫌な音を立てる
今まで感じたことの無い得体のしれない何かが心を蝕んでいき心臓は不規則なリズムを奏でる
｢モンキー・D・ルフィに兄がいるというのは本当か｣
｢！！えっ、｣
先程までそこにいたはずなのにくまは一瞬にしてナミの横に来た
ナミの五感は突然のことにキャパオーバーになりかけるが何とか言葉を紡ぐ
｢い…いるわよ、エースのことでしょ？
……それが何？｣
｢成程…本当だったか…｣
『わざわざ七武海様が来るなんて重要なことなんだろうな…
目的はモリア？それともルフィ？どっちだバーソロミュー・くま』
くまはナミに質問していたのでAの事など眼中になかったがAを、正確にはディユを見た瞬間少し驚いたような雰囲気を出した
｢剣鬼のディユ…初手配書で6億の男…
伝書バットが見つけられないわけだ……｣
移動する世界一巨大な船スリラーバークそして深いきりに覆われている魔の三角地帯伝書バットはAを見つけられなかったのだろう
『(男じゃないけどいい感じに勘違いしてくれてる)
伝書バット？…あぁ、勧誘か……
そんなのはどうでもいい、質問に答えろ
目的は………両方なのか？』
何か考え込んでくまに新たな選択肢をひとつ提示したA
｢的を得ている｣
そう言ってくまし少し離れたところに瞬間移動した
｢後でお前のところに伝書バットが来る
返事は俺に伝えろ｣
くまはAの顔を見ず背を向けたままそう言い残しどこかへ瞬間移動した
Aが言った“勧誘”とは王下七武海への勧誘、すなわち海軍の犬にならないかというお誘いだった
クロコダイルが倒されこのままだとモリアも麦わらのルフィに倒される、そうなると世界の均衡を保つために必要な七武海の席に2つも空席ができてしまう
だから海軍は初手配書6億のディユを勧誘しに来たのだ
『(七武海になるわけないだろ)
ナミ、狙いはルフィかもしれない…急いで知らせよう』
｢え、ええ…｣
まだくまからの得体のしれない何かに驚きと不安が入り交じった感情のナミ
Aはナミの不安が消えるまでその場で彼女の頭を優しく撫で続けた
影奪還リミット“夜明け”の刻は迫る
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リリア(プロフ) - ☆TRICK☆さん» ありがとうございます！これからも頑張ります！！（窓辺の席の私） (2020年7月2日 19時) (
レス) id: a1c1a0f2f0 (このIDを非表示/違反報告)
☆TRICK☆(プロフ) - こんにちは、更新頑張ってください！応援してます!!（隣席より） (2020年7月2日 18時) (レス) id: 75a0db6355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サン・D・リリア | 作成日時：2020年5月29日 8時
