想像と現実の差が激しい 【HQ】

差が激しい６ ページ6

さて、転校生の彼女がバレー部に入って、早一週間。





つまり、転校してきて一週間。






あいも変わらず、彼女の周りには人がいない。









否、







ヤンキーと呼ばれる類の人しかいない。









『…………』








授業中は、いないか、寝てるかの二択。









時折かかってくる電話のほとんどを、無視。









おまけに、噂では体に墨の入ったヤクザとのような人と関わりを持っているとか……









『エッグシッ！！……なに？』









……彼女のことを見ていたら、クシャミをし、こっちを睨まれた。









「いいいや、別に！」









『あっそ…………あ、渡』









「ん？あ、黒闇」









渡は、バレー部だからか、彼女とよく話をする。









ま、モブ１みたいな俺に彼女はようもないだろう。









『ねえ』








…………何 故 俺 に 話 し か け る








『聞いてんの？お前、北一方面の警察署第2課の課長の息子だろ？』









……








「へ？なんで知っての？」









『…………僕、宮城県警第４課課長の娘。








お前にさ、ちょっと相談事があるんだけど。』









第 ４ 課 の 娘…………









「……わかった」








俺、真風 風吹は、第４課の支配者様に捕まってしまったようです。









『アホ言ってねぇで、さっさと来いよ。』









「ウィッス」

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