第五十三話 ページ9
しばらくして、部屋から連れ出された
一時間経ったんだ……
目隠しを外され、周りを見るとすっかり辺りは暗かった
そして私達の後ろには翁の面を被った人物が立っていた
男「遅いな……」
和「罠だとわかってて、そう簡単に来るわけないやん!!」
貴「ええ、そうね」
男「そうかな?臆病風が吹かれたのかもしれへんぞ」
それはないな
すると、中門の向こうから人影が見えた
和「平次!」
貴「梓!」
その人影は服部くんと梓だった
やっぱり来ちゃったんだね……
平「てめぇ!2人に手ェだしてねぇーやろな!」
梓「2人に手出してないよね?」
服部くんは怒鳴った声で言った
梓の声は冷静だったものの、すごい殺気を感じた
和「だっ大丈夫やて、平次」
貴「私も大丈夫」
すると服部くんが言った
平「あんたが本当に欲しかったんは、これやろ」
犯人は確かめるように身を乗り出した
今なら……でも和葉ちゃんに被害が及ぶ可能性があるか……
貴「その水晶玉……まさか」
その水晶玉は前、和葉ちゃんが見せてくれた雑誌で服部くんが初恋の少女が落としたものだと紹介してた水晶玉……
平「この水晶玉を取り戻すために、あんたは昨日この山で俺を襲ったんや、失敗したみたいやけどな」
えっ?この山でも襲われてたの?
と言うか、初恋の少女が犯人!?
梓「つまり、これは服部くんの初恋の人が落としたものではなかったってこと、だよね?服部くん」
平「ああ」
そういうこと……びっくりした
服部くんはつづけた
平「次にあんたは宝を独り占めするために、先のお茶屋で桜さんを始末したんや、なぜ、祇園や宮川町やのうて、先斗町を選んだか
それはあそこだけ裏に川がながれていたからや」
和「川?」
平「おそらく、首領がお茶屋に通ってたとか言うて、桜さんに納戸を調べるよう仕向けたんやろう
あんたは納戸で桜さんを始末したあと、警備会社が迷子や盗難防止につかう端末と凶器を一緒に入れて地下のガラス戸から川に投げたんや」
梓「そして警備会社のホームページから位置をアクセスして位置を調べて回収し、服部くんたちを襲った」
平「それは和葉に邪魔されて失敗したけど、わざと現場に短刀を残して去ったんや、犯人はお茶屋から逃げた誰かだと思わせるためにな」
平「そうやろ?西条大河さん、いや武蔵坊弁慶といった方がええかもな」
犯人はお面を取った
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歩江(プロフ) - 恋華……!ありがとう!じゃあ書く! (2016年8月27日 22時) (レス) id: 771c8aa6ca (このIDを非表示/違反報告)
恋華(プロフ) - 歩江さん» 書いたら! (2016年8月27日 22時) (レス) id: 9f256cedca (このIDを非表示/違反報告)
歩江(プロフ) - ありがとう!この作品のまた続編書こうかな?って思うんだけどどう思う? (2016年8月27日 22時) (レス) id: 771c8aa6ca (このIDを非表示/違反報告)
恋華(プロフ) - 歩江さん» 良いよ! (2016年8月27日 22時) (レス) id: 9f256cedca (このIDを非表示/違反報告)
歩江(プロフ) - 恋華さん» 恋華、相談いいかな? (2016年8月27日 21時) (レス) id: 771c8aa6ca (このIDを非表示/違反報告)
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