第五十五衝突 ページ18
僕は逃げるように梓から立ち去った
もうすぐ時間だ……
僕は誰にも見えないように門の前で玖音を待った
玖「おい、A」
貴「来たね、玖音」
玖「ああ……なんだ?その荷物」
貴「ああこれ?僕はマンションを出ることにしたんだ、戦いに長引いたら朝日奈家のみんなに被害が出るだろ?」
玖「朝日奈家のみんなは納得してるのか?」
貴「……させてないよ、さっきも梓が止めてくれけど逃げてきた」
玖「なにやってるんだよ!お前」
貴「僕と離れた方がみんなは幸せになれるんだ、僕みたいな危険人物がそばにいたら、みんなは幸せになれない」
玖「……お前、本気で言ってるのか?」
貴「ああ」
僕がそう答えると玖音の顔には怒りが見えた
僕はその顔に恐怖を感じた
玖「朝日奈家のみんなはお前のことを大切に思ってた、お前はその気持ちを踏みにじった」
貴「僕もみんなが大切なんだ!傷ついてほしくないんだ!」
玖「その言葉……今のお前に言えるのか?」
貴「えっ……」
玖「取引までは時間がある、マンションの中を覗くぞ」
僕は玖音に引っ張られて、マンションに入った
みんなにバレないようにリビングに行く
そしてベランダのように突き出たところからリビングを覗く
絵「お姉ちゃんが……出て行った……?そんなっ!」
絵麻は泣き崩れていた
絵麻……
弥「Aお姉ちゃん〜!!ヒクッヒクッ」
侑「A姉……」
祈「A姉さん……どうして」
昴「くそっ……!」
琉「どうして……」
要「くっ……!」
右「Aさん、どうしてあなたは!」
雅「Aちゃん……」
みんな……
椿「梓……くそっ!どうしてだよ!A!!」
椿……
棗「……くっ……」
棗……
梓「A……」
梓……
玖「お前のその判断はみんなを傷つけている、長引くから離れる?ふざけるな、俺がなんとかする、俺を信じろ!」
貴「玖音……でも」
玖「お前はあいつらと幸せになれよ、俺はそのためならなんでもする」
貴 「……悪いな、そしてありがとう」
玖「あぁ」
清「その顔は考え直して下さったんですね」
貴「ああ」
清「そうですか、では!」
貴「えっ!?わぁ!」
清香に押され、つい大きな声を出してしまった
そして一斉に目線はこっちに集まった
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梓歩(プロフ) - 愛理さん» レスが遅れました!すみません!梓が子供になったら更新しました、リクエストありがとうございました! (2017年4月2日 12時) (レス) id: 1eb40d9501 (このIDを非表示/違反報告)
梓歩(プロフ) - 愛理さん» リクエストありがとうございます!全力で書きます!! (2017年3月12日 20時) (レス) id: 1eb40d9501 (このIDを非表示/違反報告)
愛理(プロフ) - もしも、梓が子供になったら・・・ (2017年3月12日 15時) (レス) id: 67fdc22c81 (このIDを非表示/違反報告)
梓歩(プロフ) - 朝日奈友月@椿愛してるさん» 面白いと言ってもらえて安心しました(笑)椿のことがすごく大好きなんですね! (2017年2月21日 17時) (レス) id: 1eb40d9501 (このIDを非表示/違反報告)
朝日奈友月@椿愛してる(プロフ) - ありがとうございます!めっちゃ面白かったです!てか、ヤバイほんとに椿愛してる!もう、大好きすぎて…ニヤケが、はわっ///// (2017年2月21日 17時) (レス) id: 74f41355c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梓歩 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fcdc3c39784/
作成日時:2016年10月13日 23時