美しいのか分かったから ページ8
あ「まぁ何だから入って」
花垣「お邪魔します」
あ「紅茶、コーヒー、お茶、どれがいい?」
花垣「お茶で」
あ「はーい。てか花垣くんとちゃんと話すのって何気に初めてかも」
花垣「そうだね…………単刀直入に聞く。キミと初代黒龍はどんな関係?」
花垣武道、彼はこの世界では、マイキー率いる東京卍會の幹部
そして稀咲鉄太も生きている。アイツが裏で色々糸を引いているみたいだ
あ「真一郎くんは分かるかな?マイキーのお兄さん」
花垣「あぁ」
あ「その人にね、助けてもらったの。命の恩人なんだ。そこから……可愛がってもらってさ、強く鍛えてくれて…そして今?」
花垣「そのことはマイキーくんは知ってんの?」
あ「マイキーには言ってないよ、真一郎くんと知り合いだとか…そういうのは話してない」
花垣「じゃあ尚更、なんでマイキーくんに近づいた?」
あ「近づいたって……言い方悪いなぁ、好きだから付き合った感じだよ?」
花垣「…………言ってたよ、マイキーくん。Aは多分オレのことが好きじゃないと思うって」
あ「いつ頃のマイキー?」
花垣「中学」
あ「ふふ、カマかけたでしょ?マイキーがそんなこと言うわけないでしょう?」
花垣「…………」
一瞬ヒヤリとした。有り得る話だからだ。わたしはマイキーを愛していない。ただ真一郎くんとの約束を守るためにこうやって近づいただけだ
ガチャ___________
今牛「おいおい、不用心じゃねぇか?」
わたしと花垣くん2人でリビングで話していたら、玄関が急に開いて、入ってきたのは今牛若狭。ワカくんだ。
あ「来るなら言って」
花垣「今でもマイキーくんと付き合ってるんじゃないの?」
あ「そだよー」
花垣「あとひとつ。マイキーくんが言ってたことで疑問に思ったものはなかった?」
あ「ない。彼は弱いとこを人には見せないでしょう?人前では絶対に泣かない人だから
でも彼は繊細だよ。花垣くんも気にかけてあげて」
花垣「うん。今日はこの辺で。また話を聞きに来る」
あ「ふふ、わたし一応芸能人なんですけど?笑」
そう簡単に会えるような人じゃないけど。ましてや反社の人たちと
今牛「東京卍會?」
あ「そう。花垣武道くん。同級生なんだ。彼がキーマンになってくれるんじゃないかな、って思う」
だって彼は、佐野万次郎の周りの中で唯一、異色な存在だから
彼ならマイキーを変えてくれるんじゃないかって期待する
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作者名:りり | 作成日時:2022年10月15日 1時